一目置かれるオンナになる! 豊かな感性が綴られたニッポンの暦 7月/半夏生(はんげ、しょうず)

写真拡大 (全4枚)

「冬至」や「春分」などでお馴染みの「二十四節気」では、6月21〜7月6日ごろは「夏至」(げし)という季節です。

夏至が終わりに近づくと、梅雨も後半。気温が上がり、蒸し暑い日も増えてきます。晴れた日には強い日差し。近づく夏の気配に、思わず外に出て思いっきり体を動かしたくなる季節です。

暦って何? と思ったら「日本の暦「二十四節気」「七十二候」で、感性豊かなイイ女に!」を要チェック!

【七十二候】第三十候
半夏生(はんげ、しょうず)

半夏生にはタコ!?

7月1〜6日ごろまでの5日間が「半夏生」という季節です。昔から農作業の大切な節目とされ、雨の恩恵をたっぷり受けて早苗がよく育つように、田植えは「半夏生に入るまでに」終わらせることとされていました。その目安となったのが、半夏(カラスビシャク)という薬草。この薬草が生えるころまでに、田植えを済ませるようにと暦の言葉に盛り込まれたのです。まるで小洒落たスケジュール管理法のようですね。

カラスビシャク

関西地方では、稲がタコの足のように大地にしっかりと根を張ることを願って「半夏生」の頃にタコを食べる風習があります。タコは低脂肪高タンパクで疲れた体にぴったりの食材。農作業に関わることが減った今でも、もうすぐ訪れる暑い夏に備えて、タコ料理を食べて縁起を担ぐのも、季節を楽しむいいアイデアですね!

旬の魚 ハモ


7月1日から1カ月間に渡って行われる京都の祇園祭は、ハモの旬になぞらえて「ハモ祭り」とも呼ばれています。昔の京都では夏に鮮度のよい魚を手に入れるのは至難の業でした。そんな中、生命力が強いハモだけが、生きたまま京都に届けられたことから、京都では夏にハモを楽しむ風習が根付いたようです。

もちろん、旬のハモは脂がのって美味! ハモは「梅雨の雨を飲んで美味しくなる」とも言われています。可愛らしくてオシャレな発想に脱帽です!

ライター:藤岡操