日本、ベスト16の壁超えられず…ベルギーに2点先行も悪夢の逆転負け

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 2018 FIFAワールドカップ ロシア決勝トーナメント1回戦が2日に行われ、日本代表とベルギー代表が対戦した。

 史上初のベスト8進出を狙う日本はGK川島永嗣、DF酒井宏樹、吉田麻也、昌子源、長友佑都、MF柴崎岳、長谷部誠、香川真司、原口元気、乾貴士、FW大迫勇也の11名が先発。グループステージ第1戦、第2戦と同じメンバーを揃えた。

 一方、2大会連続の8強入りを狙うベルギーはMFケヴィン・デ・ブライネやエデン・アザール、FWロメル・ルカクら豪華メンバーがスターティングメンバーに名を連ねた。

 日本は開始1分に香川がペナルティエリア手前右から左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできない。するとその後は徐々にベルギーが試合の主導権を握り、日本は押し込まれる展開となる。それでも集中したディフェンスで猛攻をしのぎ、前半はスコアレスで折り返した。

 試合は後半立ち上がりに動く。48分、日本は自陣で奪ったボールをすばやく攻撃につなげ、柴崎のスルーパスに原口が抜け出す。その原口がエリア内右から右足のシュートをゴール左隅に決め、日本が先制に先行した。

 直後の49分、ベルギーは右サイドの裏に抜け出したドリース・メルテンスの折り返しをアザールがダイレクトで狙ったが、このシュートは右ポストを直撃した。すると52分、日本はエリア手前中央でパスを受けた乾が右足一閃。無回転のシュートがゴール右に突き刺さり、リードが2点に広がった。

 2点ビハインドのベルギーは69分、CKの流れからエリア内左のヤン・フェルトンゲンがヘディングシュートを放つ。山なりのボールがGK川島の頭上を超えてゴールへ吸い込まれ、2−1となった。さらに74分、左サイドからのクロスをマルアン・フェライニが頭で叩き込み、あっという間に同点に追いついた。

 このまま延長戦突入かに思われた後半アディショナルタイム4分、カウンターを仕掛けたベルギーがナセル・シャドリのゴールで逆転に成功する。このままタイムアップを迎え、ベルギーが3−2で勝利。日本は2点を先行したものの、初のベスト8進出は叶わなかった。

【スコア】
日本代表 2−3 ベルギー代表

【得点者】
1−0 48分 原口元気(日本)
2−0 52分 乾貴士(日本)
2−1 69分 ヤン・フェルトンゲン(ベルギー)
2−2 74分 マルアン・フェライニ(ベルギー)
2−3 90+4分 ナセル・シャドリ(ベルギー)