大手玩具小売店のトイザラスは、6月29日、米国の全店舗を閉店した。

その前日、各地の店舗は大々的なクリアランスセールを行なったが、ノースカロライナ州ローリー市の店舗だけはセールを行わず、早々と店を閉めてしまったそうだ。その理由は、全ての商品が謎の人物によって買い上げられたため。

1億円分のおもちゃを寄付のために

29日の営業最終日、店の従業員はおもちゃを梱包しトラックに積み込む作業に追われた。

従業員たちによれば「誰かが100万ドル(約1.1億円)払って店のおもちゃを全部買い取った」そう。そのおもちゃは慈善団体などに直接送られるように手配されたらしい。

誰が買ったのか?

この日、クリアランスセールを期待して来店した客は、店の扉が閉まっているのに驚いた。張り紙を読んで、全てのおもちゃが買い占められているのを知ったそうだ。

その一人、George Houseさんは、店頭でメディアの取材を受けて「ワォ、誰だか知らないがたいした人だ」と言っている。もう一人の客、Vivian Smithさんは「Oh、ワォ、それはいいことね」と言う。

当然起こってくる疑問は、誰がおもちゃを買い上げたか、ということ。

これについては、口外しないという約束がその人物と店の間で出来ているらしく、従業員たちは口を閉ざしている。客たちからは「ビル・ゲイツではないか」、「アマゾンがチャリティとしてやったのではないか」という意見が出ているそうだが、正体はわからない。

それが誰であれ、客たちはおもちゃの寄付に大賛成のようだ。海外メディアに次のような声が紹介されている。

「Oh、それはいいことね。店が開いてなくてがっかりしたけど、事情を知って嬉しくなったわ」(Erin Sampsonさん)

「おもちゃを寄付するっていうアイディアに賛成だね。それにしても全部買い切るなんて全く凄いことをするもんだ」(Dan Paulsonさん)

「素晴らしいわ。その人が誰か知りたいものね」(Danyel Smithさん)

米国のトイザラス700店舗は29日をもって閉店となったが、日本の店舗は今も営業を続けている。