『それはただの先輩のチンコ』(阿部洋一・著/太田出版)

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Web連載サイト「Ohta Web Comic」にて連載され、大反響を呼んだ『それはただの先輩のチンコ』が、7月19日に単行本化されることが決定。それを記念して、著者の阿部洋一のトークイベントが東京と大阪で開催されることが決まった。

〈「私は、好きになった先輩の○○○を手に入れた」

ここは、日常のちょっと隣にある世界。
片想いにときめいた思春期の女の子が取る行動には古来いろいろあるけれど、
この世界では……。

からだとこころのちがいって?〉

『それはただの先輩のチンコ』は、奥ゆかしさと大胆さが同居する、異才・阿部洋一ワールドの真骨頂。誰でも知りたがっているくせに、ちょっと聞きにくい○○○についてのファンタジーだ。2017年4月「リイドカフェ」に掲載され反響を呼んだ同名短編が、媒体を移してシリーズ連載化。大反響となった作品が、ついに単行本化される。

発売にあたっては、書店でタイトルを言わなくても済むように、「声に出さなくても注文できる申込書」を公開している。これは、DL・印刷して書店に持ち込んで注文できるもの。さらに、単行本のカバーも、書店で手に取りやすいようにタイトル部分が認識しにくいデザインになっている。

東京のトークイベントは、「どう描くか、そもそも描いていいのか、というか描く必要あるのか…?」と、真剣に「チンコ」と向き合ってきた漫画家たちが、表現者たちだからこそ話せる「“私とチンコ”について」を語るもの。「暫定版・チンコ漫画表現史」コーナー他、物販、Q&A、ミニサイン会も実施される予定だ。

イベントは2018年8月3日(金)、阿佐ヶ谷ロフトA(杉並区阿佐谷南1−36−16 B1)にて開催。開場18:30、開演19:30。価格は前売2000円、当日2500円。出演は阿部洋一、押見修造(『アバンギャルド夢子』『血の轍』著者)、ふみふみこ(『さくらの園』『愛と呪い』著者)、稀見理都(『エロマンガ表現史』著者)ほか。発売はイープラスにて7月1日10:00〜。

一方、「大阪編」では、「それはただの先輩のチンコ」の誕生秘話が、それぞれの時代に密接に関わった者たちが一堂に会したこの場で明かされる。イベントは2018年7月28日(土)、なんば紅鶴(大阪市中央区千日前2-3-9 レジャービル味園2F)にて開催。開場は11:30、開演は12:00。価格は前売1800円。当日2000円(各1ドリンク別)。出演は阿部洋一、劇画狼(おおかみ書房)、呉塵カン(総合マンガ誌『キッチュ』編集長、カンは四の下に正)。※「大阪編」イベントは、なんば紅鶴ホームページ(http://benitsuru.net/archives/21329)後部のご予約フォームリンクよりお申し込み可能です。

『それはただの先輩のチンコ』は2018年7月19日発売(太田出版)780円+税。