BL好きが夫にバレた…。妻が腐女子だと知った夫の反応は?

写真拡大

 アニメや漫画が好きな方は、男女を問わず多いですよね。

 人に隠すような趣味ではありませんが、読んでいるのが美少年やイケメン同士の恋愛を描いたBL(ボーイズ・ラブ)となると話は別です。多くの名作BLが生まれているとはいえ、周囲からはまだ白い眼で見られることも多いのです。

◆3歳の娘を持つ主婦はBLマニア歴20年の腐女子
「中学生のころ、友達に借りたBLがきっかけでハマってしまい、結婚した今でもBLのない生活は考えられません。でも、夫は私がBL好きとは知らないんです。バレたらドン引きされそうだし、そう思ったら怖くて言い出せなくて……」

 そう話すのは、腐女子歴20年の早見和葉さん(仮名・33歳/書店従業員)。10代は恋愛そっちのけでBLに夢中になっており、一時期は「私は二次元に生きる!」と誓ったこともあったほど。

 独身時代は毎月のように東京・池袋の乙女ロード(※アニメグッズや同人誌を扱う専門店が集まる“腐女子の聖地”)に通い、毎年夏と冬に開催されるコミケ(コミックマーケット。世界最大規模の同人誌即売会)に行くのを何よりの楽しみにしていたといいます。

◆結婚を機に脱・腐女子を目指すもあっさり挫折
「夫とは友達の結婚式で知り合い、向こうから言い寄られる形で付き合うことになりました。

 ちょっと抜けてるところがあるけど、優しくて頼りがいがあるし、なにより私にとっては天が与えてくれた結婚の大チャンス! これを逃したら一生独身だと思い、彼の前では腐女子であることを隠すことにしたんです」

 そんな努力(?)が実を結び、29歳のときにゴールイン。結婚前、腐女子仲間の友人たちには、「結婚したらBLはもう読まない!」と高らかに宣言しますが、あっさりそれを撤回。

 嫁入り道具に自身のコレクションから厳選したお気に入りのBLを紛れ込ませ、新居のマンションに持ち込んだとか。夫は地方への出張が多いため、不在のときに3歳になる娘さんを寝付かせた後、BLを読むのが至福のひとときだったそうです。

◆引っ越しの際に夫に秘蔵のBLコレクションが見つかってしまった!
「でも、一昨年に夫が転勤になって引っ越した際、荷解きのときに秘蔵のBLコレクションを夫に見つかってしまったんです」

 段ボールいっぱいにBLが入っているのを見た夫は、1冊を手に取ってパラパラと本を眺めて、「これ何だ? うわぁ、男同士でエッチしてるよ〜!」と一言。

 ずっと隠していた秘密がバレてしまったと思った和葉さんは、「ち、違うの……」と言い訳しようとしますが言葉が続かず、その場で涙をポロポロと流してしまいます。

◆夫の意外な言葉に涙
 その様子にしばらくポカンとしていた夫ですが、なかなか泣き止まない妻の様子にオロオロしていたといいます。

「落ち着くまで背中をさすってくれた夫に『BL読んでるのをバレたから嫌われたと思って……』と泣いたワケを話したら、キョトンした顔で『ハァ? だって別に漫画じゃん』って。

 交際中から必死に隠していたのに、夫にとってはその程度のものだったんです。それを考えたら自分が情けなくて、また涙が出てきちゃいました」

 夫は和葉さんを安心させるため、「俺もエロ漫画とか昔よく読んでいたから」と告白。でも、これだけでよかったのに、

「今もお前と子供が寝た後、リビングでAVを観たこともあるし、出張先のホテルではたまにだけどペイチャンネル(※AVなどを放映する有料のアダルトチャンネル)だって見るぞ」
と余計なことまでカミングアウトしてしまいます。

「BL好きをドン引きされなかったのは良かったですけど、自宅でAV鑑賞していたのは全然知らなかったのでショックでした……。もちろん、これについては後で小一時間ほど夫に尋問しましたけどね(笑)」

◆夫公認となったが、BLはやっぱり隠れて読むほうが楽しい!?
 後日、夫はBLをじっくり読んでみたそうですが、「う〜ん、俺にはよくわからん」と好みではなかったとのこと。ただし、夫公認になったので、堂々とBLを読めるようになったといいます。

「内容的にこっそり読むようなものなので、さすがに夫がテレビを観ている横で読むのは何かが違うような気がするのですが……(笑)。ただ、そんな夫もイベントとしてのコミケには興味があるようなので、子供がもう少し大きくなったら家族でコミケに行きたいですね」

 趣味を理解してくれる素敵な旦那さんでよかったですが、心配なのは娘さん。和葉さん自身も「絶対に腐女子になってほしくない!」と言っているだけに、趣味の面で母親の影響を受け過ぎないことを祈るばかりです。いや、腐女子だって本人が楽しければいいじゃないですかねぇ。

―夫・彼氏に隠している&隠されていたトンデモないこと vol.4―

<文/トシタカマサ イラスト/やましたともこ>