「ミール」と「フラン」、2頭のイルカが元気いっぱいに泳ぐ! /日間賀島ドルフィンビーチ

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三河湾に浮かぶ愛知県の離島、日間賀島。海水浴場をはじめ、ハイジのブランコなど観光名所も多く、1年を通してたくさんの人が訪れる。夏場はタコ漁が盛んで、「タコめし」「タコせんべい」などタコを使ったグルメが多いことから、“多幸(タコ)の島”としても知られるスポットだ。

【写真を見る】人生で初めてイルカに触れた瞬間。感想はもちろん、貴重な経験に思いが込み上げる!

そんな日間賀島にあるサンセットビーチ(西浜海水浴場)では、毎年5月から9月にかけて「日間賀島ドルフィンビーチ」を開催している。イルカを見て楽しめるだけでなく、実際に触ることもできる夏季限定の人気イベントだ。そこで、ライター・淺野も「日間賀島ドルフィンビーチ」に参加し、人生初のイルカタッチを体験!今回はその模様をレポートする。

■ イルカとの距離、0センチメートル

「日間賀島ドルフィンビーチ」には、「イルカウォッチング」「イルカタッチ」「ふれあいビーチ体験」の3種類のプログラムがある。まず紹介したいのは、サンセットビーチの特設いけすに渡って、イルカを間近で見ることができる「イルカウォッチング」だ。3歳以上から体験できるプログラムで、料金は1人300円。このイベントで出合えるイルカは2頭で、どちらもメスのハンドウイルカ。一重まぶたの方が「ミール」という名前で、二重まぶたの方が「フラン」という名前らしいが、元気に動きまわる2頭の様子に、正直見分けることはできなかった。ただ、迫力のあるドルフィンジャンプや、海面から尾ヒレのみ出して“バイバイ”する様子はなんとも愛らしく見応えのあるものだった。

「イルカタッチ」も3歳以上を対象したプログラムで、砂浜でイルカについての勉強と、特設いけすに渡ってエサやりが体験できるというもの。料金は1人1000円。砂浜では南知多ビーチランドの飼育スタッフがイルカの大きさやカラダの仕組みに付いて、分かりやすく丁寧に教えてくれる。「イルカはクジラの仲間です」「イルカの鼻は頭の上にあります」といった説明には参加者から驚きの声も!

そして、イルカを間近で触れる「ふれあいビーチ体験」。「イルカウォッチング」「イルカタッチ」は当日受付ができるが、こちらは事前予約制のプログラムだ。5歳以上が対象で料金は1人2500円。「ふれあいビーチ体験」のみ、特設いけすではなく、サンセットビーチ内で実施される。参加者は横一列になって、腰付近まで海に浸かり、飼育スタッフに誘導されるイルカを待つ。2頭のイルカが交互に目の前をゆっくり横切り、参加者は優しく背中や背びれを触れることができる。タッチのチャンスは複数回あり、体験時間はおよそ25分。ちなみに、イルカに実際に触ってみた感想は、思ったより固く、ツルツルとした印象。参加者からは「まるでナスやゴム、ビニールを触っているみたい」「かわいい!」といった声も上がり、なかなかできない貴重な経験に大人も子どもも満足している様子だった。

本記事では「日間賀島ドルフィンビーチ」にスポットを当てて紹介したが、日間賀島には見どころが盛りだくさん!釣りやグルメ、サイクリングなどを楽しんでみるのもよし、のんびり散策をして非日常感を満喫するもよし。今の時季にぴったりのお出かけスポットなので、興味のある人はチェックしておこう!(東海ウォーカー・淺野倫孝)