イタリアの英雄デル・ピエロ、ドイツ衝撃の敗退に複雑な心境 「韓国は悪いジョークを…」
W杯前回王者を再び襲ったグループリーグ敗退のジンクス
元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、ドイツがロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグで敗退する衝撃の事態に、自身のツイッターに「ドイツですらジンクスから逃れられなかった」とした一方で、「韓国は悪いジョークを作るのに慣れている」と投稿している。
ドイツは現地時間27日の韓国戦で何度もチャンスを作りながら決められず、逆にセットプレーと強引な攻撃を仕掛けた後のカウンターで失点し、0-2で敗れる事態になった。この結果、F組はスウェーデンが首位、メキシコが2位で決勝トーナメント進出。韓国とドイツが敗退になった。
デル・ピエロ氏は「ドイツですらジンクスから逃れられなかった。W杯を勝つと、グループで負けてすぐに家に帰る」と、2002年日韓大会のフランス、10年南アフリカ大会のイタリア、14年ブラジル大会のスペインが陥ったジンクスにドイツもハマったことについてコメントした。
そして「スウェーデンにはおめでとう。実は事件でもない。素晴らしいグループの戦いだった。メキシコも決勝トーナメントに値したね」と突破した2チームを称えた。その一方で、ドイツを破った韓国には複雑なコメントをしている。
2002年日韓大会の嫌な記憶が復活?
「韓国は、悪いジョークを作るのに慣れているからね……」
自身が出場した02年日韓大会で、イタリアは決勝トーナメント1回戦で韓国と対戦。今でも語り継がれるようなバイロン・モレノ主審の不可解判定の連発があり、イタリアは韓国に敗れていた。デル・ピエロ氏は後にインタビューで「日韓W杯はひどい失望だった」「正直なところ、モレノという名前を聞くと、もう笑うしかないんだ」「トーナメントの結果が、あのような自分勝手でよく分からないレフェリーによって変えられてしまった」と話している。
ドイツに勝利した韓国の姿は、ファンタジスタにとってはトラウマをえぐられるようなものだったのかもしれない。(Football ZONE web編集部)