しまむらが、同社初となるオンラインショップを、スタートトゥデイが運営するファッション通販サイト「ZOZO TOWN」にオープンする。「ファッションセンターしまむら ZOZO TOWN店」は、7月9日(月)12時オープン予定だ。

【こちらも】しまむら、初の寝具・インテリア専門店を神戸にオープン

しまむら初のオンラインショップはプライベートブランドを中心に開始

 しまむらは、全国に約1,400店舗を展開するカジュアル衣料の大手企業。オンラインショップでは、高品質・高機能のプライベートブランド「CROSSHIシリーズ」や、最新のトレンドファッションを低価格で販売する。

 オープンに合わせてセールも開催し、特価商品をはじめ、オンラインショップでのみ入手可能なオリジナル商品も数量限定で提供予定だ。

■EC後発のしまむらがECを始めた理由

 業界ではSPA型と言われる製造〜小売までを行う一貫して行うファッションブランドがEC展開を加速させていた。しかし、しまむらは仕入型のビジネスモデルであり、多品種小ロットの品ぞろえが特徴ということもあり、通販参入に消極的だった。公式Webページでも商品紹介と価格の表記はあるが、そこから直接インターネット購入は出来ず、店舗への誘導のみであった。

 そのしまむらが一転、ZOZO TOWNへの出店を試みた。しまむらは2018年2月期の連結業績で9期ぶりに減収となった。その影響もあり、デジタル化に踏み切ったとみられている。

 ZOZO TOWNは大規模な物流拠点を持ち、テナント形式で出店する各ブランドの商品を物流拠点で受託在庫として預かり、販売を行う事業形態を主としている。しまむらなどオンラインショップを今まで行っていなかった企業にとっては、通販に関わる保管〜配送業務をZOZOが行ってくれるため、比較的簡単にオンライン通販事業に参入できる。