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シアンは、鎌倉の空を新たな観光資源として活用できる新サービス「鎌倉空力車」をi-link-uと鎌倉市内で展開する。「鎌倉空力車」はVRゴーグルを装着し、観光地の上空を飛ぶドローンから見た鳥目線で、優雅でエキサイティングな観光地の空中映像を地元のガイド(俥夫)の解説付き"空飛ぶバーチャル人力車"として楽しめるというもので、6月30日に鎌倉光明寺にてプレスタートし、7月からのサービス開始を目指す。

シアンは観光資源として観光地の空に着目し「空のツーリズムをもっと身近にしたい」といった思いから空力車サービスを開発。また、i-link-uでは運営するゲストハウス彩を中心に障がい者やインバウンド観光客向けにバリアフリー観光サービスを提供してきた。この両社の経験をひとつにして鎌倉空力車を運行することで、鎌倉の新たな魅力と体験を観光客に提供するとともに、鎌倉の観光旅行を更にバリアフリーにしてより多くの観光客を呼び込むことを計画している。

空力車ではその街の観光案内所のような、空と旅をつなぐ新しい場所を提供し、地元の個性的なガイドとのコミュニケーションを通じて記録と記憶、さらには地場の食事とコラボレーションすることで、人の五感を刺激する忘れられない観光体験を目指す。将来的には、他の観光コンテンツと鎌倉空力車を連携することで観光対象地域を増やし、鎌倉での観光客滞在時間の延長を目指しながら、鎌倉市全体をさらに盛り上げられるコンテンツに育てていくとしている。

飛行中は自由に撮影も可能で、体験後はダウンロードでの画像提供にも対応する。今後はドローンに360°カメラを搭載することで、体験者はリンクした360°ドローン映像を地上にいながら楽しめるような体験も画策している。

「鎌倉空力車」は1区間3,000円(既定コース/写真撮影付き)。通常、空撮を業者に依頼すると安くても2〜3万円が必要となる。空力車では搭乗料金以降は空撮に関して通常無料で対応する。利用者は自分の好きなタイミングで、好きなアングルを撮影できる。今後、宿泊とセットのパッケージプランや、動画展開なども予定している。申し込みはシアンオフィシャルサイトにて、問い合わせにはゲストハウス彩にて対応している。

空力車は今回発表に至った鎌倉を始め、現在国内3カ所に拡大展開することを構想している。空力車の基本である「空を飛ぶ体験」と「観光案内」を基本とし、各地の特性に合わせたサービスにアレンジを加え、全国展開を目指している。