ほぼ一定の周期で繰り返される月の満ち欠けは、私たちにとって、もっともわかりやすい自然のリズム。どんな環境や状況でも、いつだって一人ひとりに平等に存在しています。けれど、毎日意識するのはハードルが高いですよね。

それならば、ひと月に2回だけ、新月と満月を気にしてみませんか? 自然のリズムを暮らしに取り入れるとココロのよりどころができて、もっと肩の力を抜いて、自分をいつくしむ時間を持てるようになるはずです。

6月の満月:幸せの予感がする「希望の月」

【満月の瞬間】
6月28日(木)13時53分

私たちが呼吸を止めないのと同じように、月も地球も動き続けています。1日の中でも、天体の位置は少しずつ変化しているため、厳密にいうと、新月も満月も宇宙の中で起こる瞬間の出来事。だから時刻で示すことができるのです。

今月、月が満月をむかえる瞬間は、日本標準時で13時53分。そのとき、月はまだ地球の裏側にいます。そして、太陽が西へ沈んでいく頃、東の空に昇ってきます。

この満月は、夏至に近い満月です。

昼の長さが一年のうちでもっとも長くなる夏至は、言い換えるとすれば、太陽のパワーが頂点に達するとき。夏至を境に昼の長さは日に日に短くなっていきます。つまり、ある種のターニングポイントで、次の流れに向かって転換するときです。

満月もまた、その瞬間をむかえた直後から徐々に欠けていき、新月に向かっていきます。

こんなふうに、2つのタイミングが重なる6月の満月は、これからの自分には何が必要なのかを考えるベストタイミング。不要なものや、執着していること、過剰なもの……物質から想念まで、いらないものは思い切って手放してしまいましょう。

6月の満月は、俗に「ストロベリームーン」と呼ばれています。ストロベリームーンを見ると、「幸せになれる」「好きな人と結ばれる(結婚できる)」という言い伝えがあるのだとか。

あなたが何かを手放せば、空いたスペースを埋めるかのように幸せがはこばれてくる。そんな予感と期待を抱ける希望のお月さま。それが6月の満月です。

幸せに導くミラクルハーブでティータイムを

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【ワイルドストロベリー】
・別名:ストロベリーリーフ、ヨーロッパクサイチゴ、エゾヘビイチゴ
・学名:Fragaria vesca
・ティーに使う部位:葉

ストロベリームーンにあやかって、お茶の時間には「ワイルドストロベリー」のハーブティーがおすすめです。

ポットに適量のリーフを入れたら、熱湯を注いで5分ほど蒸らしてからいただきます。まるで番茶のような、クセのない風味なので、ハーブティー初心者でも飲みやすいでしょう。おだやかな味わいは、ひと口飲むごとに、やさしくココロにしみわたっていくかのよう。

お湯を注ぐ音に耳を傾け、目で色を見て、香りを楽しみ、舌で味わい、肌で温度を感じる――五感すべてを使えるのが、お茶の時間の醍醐味です。お茶を淹れる数分間を大切に扱うことは、ココロや暮らしの豊かさにつながります。

ワイルドストロベリーは、「幸せ」や「奇跡」をはこんでくるハーブといわれ、幸運のモチーフでもあります。ストロベリームーンを眺めながら、ワイルドストロベリーのティーをゆったりと味わう。五感を使って自分を幸せへと導く、最高の組み合わせです。

6月28日(木)の夜:ひと晩で3つの惑星を楽しんで

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特に都会ですと、街灯りの影響で夜空が明るいため、自分のいる場所からは星が見えないと思っていませんか? 確かに満天の星や天の川は見られないかもしれません。でも、肉眼で見つけられる星もあります。

ふと見上げた夜空に、ぽっかりと浮かんだ満月を見つけたら、月に向かって右方向(西方向)に視線をうつしてみてください。すぐそばに、明るく輝く星が見つかるはずです。それは、土星です。

さらに西へ西へ視線を移動させると、ひときわ明るい星が目に飛び込んできます。その星は、木星です。

さあ、満月に視線をもどしましょう。こんどは、満月に向かって左下(東方向)を見てみます。星が赤っぽく光っていませんか? それは、火星です。

これらは、すべて肉眼で見つけられる星々。地球と同じ、太陽系の惑星たちです。空が晴れていれば、都会の夜空にだって、ちゃんと見えていますよ。もし見逃していたとしたら、見ようとしていないだけなのかもしれません。

ひと晩で、満月、土星、木星、火星が楽しめるステキな夜。星たちの輝きは、あなたのココロをときめかせることでしょう。

次回は、7月の新月。7月13日(金)です。

イラスト/カイフチエリ