森且行も…離婚できないまま次の恋をするのは、“不倫”なの?

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<亀山早苗の不倫時評>

 ひきもきらず飛び込んでくる不倫のニュース。不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

◆森且行も…離婚しないまま次の相手ができるのは珍しくない
 元SMAPのメンバーでオートレーサーの森且行さん(44歳)が、妻と別居のまま、かねてから交際していた女性(30代後半)と同居していると報じられた(女性セブン2018年7月5日号)。同誌の直撃に、森さんは堂々と交際宣言。長年別居している妻とは、慰謝料の額などの折り合いがつかずに離婚できないそうだが、こういうケースは決して珍しくない。

 ミキコさん(49歳)が最初の結婚をしたのは24歳のとき。すぐに一男一女に恵まれたが、長男が10歳、長女が8歳のときに夫が出て行った。

「共働きでがんばっていたけど、夫とはいつのまにか感覚や考え方がずれていったんです。私は家に友だちを招くのが好きだし、周りの友人たちとも一緒に子育てをしたいタイプ。うちでよその子を預かることもあったし、友だちのところに預けることもあった。夫は内向きなんですよね、家庭のことは家庭で解決したいタイプ。私があけすけに夫や子どもたちのことを語るのも好きじゃなかったみたい」

 夫の気持ちはわからなくはなかったが、ミキコさんはオープンな性格。だんだん夫の考え方がうっとうしくなっていった。夫も同じように考えていたのだろう。別れたいと言ったミキコさんに夫はうなずき、ひとり出て行った。

「とはいえ、夫は近くに住んでいたので子どもたちにしてみたら、遊びに行く場所が増えたような感覚しかなかったみたいですね。子どもがもう少し大きくなるまで離婚は避けたいと夫が言うので、私も了承しました」

 ミキコさんはその後は独身に戻った気分になり、自由に恋もした。恋をしていることを子どもたちにも隠さなかった。

◆「離婚はしない」と言い張る夫
「失恋しておいおい泣いているとき、15歳の長男に『大人なんだから恋ごときで泣くなよ』と言われたこともありました(笑)。『恋は人間にとって重要なもの。一生懸命人を好きになったから泣くんだよ』と言い返したら、『非生産的』と笑われて。それでも夫と別居してから10年後には再婚したい人が出てきたので、子どもたちにも紹介したんです。ふたりとも『好きにすればいいよ、おかあさんの人生だから』と。いつの間にかしっかりした大人になってくれていました」

 再婚するには離婚しなければいけない。ミキコさんは夫に連絡をとった。夫は快く会ってはくれたが、どうしても離婚はしないと言い張った。

「どうして? と聞いたら、子どもたちの結婚式に父親として出たい、と。別に離婚していたって父親だし、結婚式のときは子どもたちが当然招待するでしょと言ったら、『ミキコと夫婦として出席したい』って。夫にも恋人はいたんですよ、そのとき。それなのに離婚するのはイヤだの一点張り。しかたがないので私は恋人と近所に住んで行き来しあうしかありませんでした」

◆今も離婚が成立しないまま恋人と同居
 その後、その恋人とは破局。相次いで子どもたちが独立し、ミキコさんはひとりになった。そんなとき知り合ったのが今の恋人である。同世代のバツイチで、知り合ってすぐに意気投合、一緒に住み始めて1年になる。

「彼は私が離婚未成立だと知っているけど、『別にそんなのどうでもいいよ』と。形より中身が大事という人で、そこは意見が一致しています。財産があるわけでもないし、今のところはいいかと思っていますが、今後、どちらかが病気になったときに手術の同意書が書けるのかとかお墓をどうするかとか、いろいろ問題は出てきそう。だからせめて内縁関係であることを公正証書にしておくなどの準備は必要かなと思っています」