「“打倒・カトパン”に燃えているようでしたが、もう超えてしまいましたね」(女子アナライター)
 今年3月末にNHKを退局した有働由美子(1969年3月22日生・49歳)が、10月から日本テレビ系列で平日夜に放送されているニュース番組『NEWS ZERO』のメインキャスターを務めることが明らかになった。

 NHK退職を報告する文書で有働は、
 『ジャーナリストとして、NHKの番組に参加できるよう精進してまいります』
 と宣言していた。
 「フリーが明らかになってから、彼女のもとには民放各局からのオファーが殺到していました。その中でも、本命はTBSとフジテレビと言われていました。もちろん、現キャスターの評判がいまイチの日本テレビも狙っていましたが、ちょっと意外な気もします。同局は、年間2億円の出演料を提示したということです」(テレビ局関係者)

 念願の報道番組メインキャスターを務めることになった有働は日本テレビを通じて、
 「ニュースキャスターとしては、まだまだ勉強の時間が必要かと思っておりましたが、いただいた貴重な機会、村尾(信尚)さんたちが築き上げてこられた『NEWS ZERO』の信頼を守るべく、できる努力をすべて尽くしていきます」
 とのコメントを発表した。
 「結果論になってしまいますが、6月2日に放送されたスペシャル番組にも出演していたし、日本テレビと“蜜月関係”にあったことは確かでしたね」(スポーツ紙記者)

 6月2日に放送されたのは『開局65年記念番組 日本テレビ+ルーヴル美術館“その顔が見たい!”』というタイトルで、有働にとっては“民放初出演”となった。
 当然、フランス・パリのロケにも同行。有働は「付けまつげしてきた。民放だから大きめの」と笑顔で、いつもの“ぶっちゃけトーク”。さらに、
 「尽くしすぎて、ウザがられるタイプ」などと恋愛トークも繰り広げ、“有働節”を炸裂させた。
 「ロケ中、彼女は“事件”に遭遇しました。シャンゼリゼ通りを歩きながら街頭リポートをしていた最中に自動車事故が発生。その頃、フランス国内ではテロが多く発生していたため、同行していたスタッフらが“もしや…”と躊躇する中、彼女はいきなり『事件です。カメラさん、行きましょう』と言って警察官の後を追うように、当て逃げ犯の追跡を始めたのです」(前出・テレビ局関係者)

 実際、このハプニングシーンは番組内でも放映され、すぐさまネットニュースで取り上げられるなど、大きな話題となった。
 「当初、このシーンはカットする予定だったんです。でも、あまりにも緊迫感があったため、急きょオンエアすることになったんです」(番組制作関係者)

 本来、美術番組とは全く関係のないシーン。
 「スタッフを突き動かしたのは、彼女のフットワークのよさと、ジャーナリスティックなスピリットです。日本テレビの上層部も、このへんの動き方に惚れ込んで、キャスター就任を認めたようです」(芸能ライター・小松立志氏)