韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】

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唯一のゴールを挙げたソン・フンミンは試合後に号泣

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会は23日、F組の韓国はメキシコに1-2で敗戦。初戦のスウェーデンに続いて連敗を喫した。ドイツが勝ったため、グループリーグでの敗退決定は免れたが、依然として厳しい状況には変わりがない。追い込まれた韓国が誇るスーパースター、FWソン・フンミンは試合後、号泣しながらサポーターに詫びたという。地元メディアが伝えている。

 孤軍奮闘したソン・フンミン。0-2の後半アディショナルタイムに意地の一撃を決めたが、遅すぎた。連敗で勝ち点はいまだ0。アジアの虎がもがいている。

 韓国紙「中央日報」によると、ソン・フンミンは試合後、涙したという。

「ソン・フンミンは堰を切ったように涙を流し、遅くまで声援をおくったファンに対して『申し訳なく思う』と語った」とした上で、本人のコメントを紹介している。

「皆さんには選手たちが本当に全力を尽くしたということを分かっていただきたい。応援にとても感謝しています」

「韓国サッカーがこのまま終わらないというのを人々に見せたい」

 号泣しながら、サポーターへの感謝を伝えている。

 同じく韓国紙「京郷新聞」もソン・フンミンのコメントに言及。

「自分たちがベストを尽くした試合での敗戦はなんとも悲しい。選手たち全員で精神面を立て直しして、最後の試合に挑みたい。韓国サッカーがこのまま終わらないというのを人々に見せたい」

 こう語り、奇跡を信じて最終戦のドイツ戦に挑む覚悟を示している。

 韓国がドイツを相手に意地を見せられるか。それとも再び涙にくれるのか。最後まで全力を尽くすだけだ。(THE ANSWER編集部)