「馬鹿げた選手交代だ!」「遅すぎた一発」自力突破消滅の韓国代表に母国メディアが…
大エースが待望のスーパーゴールを決めたのは、後半アディショナルタイム3分だった。1点を返して追い上げムードが漂うも……あまりにも時間が短すぎた。
6月23日のメキシコ戦で、韓国代表は1-2の黒星。第1戦のスウェーデン戦に続く連敗を喫した。これでグループリーグ自力突破の可能性は消滅。1時間後にキックオフされたドイツvsスウェーデン戦は前者の劇的な逆転勝ちで幕を閉じたため、かろうじて早期敗退は免れた。
韓国の全国紙『朝鮮日報』は、「ソン・フンミンのゴールは実に素晴らしかったがあまりにも遅すぎた。代表チームはメキシコの後塵を拝したのだ」と記し、こうレポートした。
「4万3472人の観衆のうち、メキシコ人が3万人を占め、韓国のサポーターは1000人程度だった。それでも選手たちはスウェーデン戦とは見違えるような積極性を見せたのだ。前半の15分間で8度のファウルを犯したが、それも闘う姿勢の表われだろう。だが、致命的なミスが起こってしまう。疑いようのない明らかなハンドだ」
26分、ハビエル・エルナンデスのクロスをスライディングで止めにかかったチャン・ヒョンスが、痛恨のハンド。PKを献上し、カルロス・ベラに難なく先制されてしまった。
気温33度の過酷な条件下、後半は両チームとも体力が消耗。そのなかでも「選手たちはゴールを奪おうと懸命にプレーした」が、前がかりになったところで食らった「あのカウンターアタックは鋭く、防ぐのは困難だった」と論じた。そして、試合後に涙に暮れたソン・フンミンの言葉を伝えている。
「後悔に満ちた敗北だし、我々が望んだ結果にはならなかった。でも、選手は気持ちを切り替えなければならない。まだ1試合ある。ファンにもっとできることを証明しなければならない。大きなサポートをしてもらったのに、こんな結果になって申し訳なく思っている。ただ、これだけは信じてほしい。選手たちは全力を尽くして闘ったのだということを」
シン・テヨン監督も悔しさを噛み締める。
「私はアグレッシブに戦わせるため、チームに熱い鉄を打ち込んだ。メキシコはとてもハードな相手で、選手たちは精一杯のプレーを見せたが、結果を得られなかった。来場していたムン・ジェイン大統領をはじめ、今日も素晴らしいサポートを受けたが、チームに勝利をもたらせず、残念でならない」
全国スポーツ紙『スポーツ・ソウル』もPKのジャッジは正当と見なし、韓国代表がスウェーデン戦に比べて攻撃的なスタイルを貫き、メキシコの好きなようにさせなかった点を評価した。
とはいえ、「攻撃はいくつかのアイデアに欠けていた。何度かあったコーナーキックは単調だった」と注文を付け、86分の選手交代に異議を唱えた。0-2の局面でパワープレーを模索すべたタイミング。シン・テヨン監督は左SBのキム・ミウに代えて、同じ左SBのホン・チョルを投入したのである。これには同紙も「なんて馬鹿げた選手交代か! 前線に選手を投じず、左サイドバックを入れ替えただけなのだから」と断じた。
兎にも角にも、韓国は命拾いした。最終戦のドイツ戦に勝利したうえで、メキシコがスウェーデンを下す展開が“突破のシナリオ”だ。超本気モードで襲いかかってくる現世界王者を相手に、世紀のアップセットを起こせるか。可能性はゼロではない。
参照元:スポーツ・ソウル
6月23日のメキシコ戦で、韓国代表は1-2の黒星。第1戦のスウェーデン戦に続く連敗を喫した。これでグループリーグ自力突破の可能性は消滅。1時間後にキックオフされたドイツvsスウェーデン戦は前者の劇的な逆転勝ちで幕を閉じたため、かろうじて早期敗退は免れた。
韓国の全国紙『朝鮮日報』は、「ソン・フンミンのゴールは実に素晴らしかったがあまりにも遅すぎた。代表チームはメキシコの後塵を拝したのだ」と記し、こうレポートした。
「4万3472人の観衆のうち、メキシコ人が3万人を占め、韓国のサポーターは1000人程度だった。それでも選手たちはスウェーデン戦とは見違えるような積極性を見せたのだ。前半の15分間で8度のファウルを犯したが、それも闘う姿勢の表われだろう。だが、致命的なミスが起こってしまう。疑いようのない明らかなハンドだ」
26分、ハビエル・エルナンデスのクロスをスライディングで止めにかかったチャン・ヒョンスが、痛恨のハンド。PKを献上し、カルロス・ベラに難なく先制されてしまった。
気温33度の過酷な条件下、後半は両チームとも体力が消耗。そのなかでも「選手たちはゴールを奪おうと懸命にプレーした」が、前がかりになったところで食らった「あのカウンターアタックは鋭く、防ぐのは困難だった」と論じた。そして、試合後に涙に暮れたソン・フンミンの言葉を伝えている。
「後悔に満ちた敗北だし、我々が望んだ結果にはならなかった。でも、選手は気持ちを切り替えなければならない。まだ1試合ある。ファンにもっとできることを証明しなければならない。大きなサポートをしてもらったのに、こんな結果になって申し訳なく思っている。ただ、これだけは信じてほしい。選手たちは全力を尽くして闘ったのだということを」
シン・テヨン監督も悔しさを噛み締める。
「私はアグレッシブに戦わせるため、チームに熱い鉄を打ち込んだ。メキシコはとてもハードな相手で、選手たちは精一杯のプレーを見せたが、結果を得られなかった。来場していたムン・ジェイン大統領をはじめ、今日も素晴らしいサポートを受けたが、チームに勝利をもたらせず、残念でならない」
全国スポーツ紙『スポーツ・ソウル』もPKのジャッジは正当と見なし、韓国代表がスウェーデン戦に比べて攻撃的なスタイルを貫き、メキシコの好きなようにさせなかった点を評価した。
とはいえ、「攻撃はいくつかのアイデアに欠けていた。何度かあったコーナーキックは単調だった」と注文を付け、86分の選手交代に異議を唱えた。0-2の局面でパワープレーを模索すべたタイミング。シン・テヨン監督は左SBのキム・ミウに代えて、同じ左SBのホン・チョルを投入したのである。これには同紙も「なんて馬鹿げた選手交代か! 前線に選手を投じず、左サイドバックを入れ替えただけなのだから」と断じた。
兎にも角にも、韓国は命拾いした。最終戦のドイツ戦に勝利したうえで、メキシコがスウェーデンを下す展開が“突破のシナリオ”だ。超本気モードで襲いかかってくる現世界王者を相手に、世紀のアップセットを起こせるか。可能性はゼロではない。
参照元:スポーツ・ソウル