中国メディアは、海外メディアにも広く紹介された「半端ない」という言葉は、今年の日本における流行語になるだろうとした。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・新浪体育は22日、サッカー・ワールドカップロシア大会のコロンビア戦で大活躍を見せた日本代表FW大迫勇也について「大会前に契約を結んだドイツのクラブは儲けものだ」と伝えた。

 記事は、「香川真司とともにPKをもぎ取り、しかも、最も不得意だというヘディングで日本の勝ち点3をアシストした大迫は、一躍に日本サッカーを代表する新たな人物となった」と紹介。海外メディアにも広く紹介された「半端ない」という言葉は、今年の日本における流行語になるだろうとした。

 そして、「今大会前、大迫は独ブンデスリーガからの降格が決まったケルンから同じくブンデスリーガのブレーメンに移籍した。移籍により年報はもとの1億7000万円から2億円に増えたようだ。今大会さらに活躍を見せた場合、もし、契約前であれば提示金額はもっと膨れ上がっていたに違いない」と評している。

 新浪体育はまた、21日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、「大迫半端ない」という言葉が誕生したエピソードを動画で紹介。10年前の高校サッカー選手権で大迫のいた鹿児島城西に惨敗を喫した対戦相手・滝川第二の主将が泣きながら「大迫半端ないって」と叫び、その類まれなる実力を称えたことが発端だと伝えている。

 「半端ない」という言葉が高校サッカーから生まれたということを知った中国のネットユーザーは、「わが国の高校サッカーもこれだけ注目されたら、期待が持てるんだけどな」、「チームがあって、ロッカールームがあって、スポンサーがいて、そしてこの筋肉。この時点で中国は完敗」、「これこそ学園サッカーだよ」、「自分が高校の時、一体何してたんだろう」などといった感想を残した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)