美味しいコーヒーと共にゆっくりしたい!
雰囲気の良さもバッチリ。有楽町の喫煙可の喫茶店3軒

某ファミリーレストランが全店舗禁煙化を決定するなど、お店でゆったり煙草を嗜むのが難しくなってきている昨今。美味しいコーヒーと共にゆっくりしたい!そんなあなたの願いを叶えるのが、有楽町の純喫茶たち。古き良き雰囲気にも浸れる、オススメの3軒をご紹介します。

1.四十年以上変わらず純喫茶好きの心を掴んで離さない。〈純喫茶ローヤル〉

落ち着いた色合いのベルベットの椅子と太い仕切りのロープ、天井のあちこちに飾られた照明や鏡がレトロな雰囲気を醸し出し、ここの特徴ともいえる今年71才のウェイター、今井さんがさっとオーダーを受けに来てくれる。この店はまるで時間の流れがほかと違うようで、リアルな昭和の雰囲気そのものだ。モクモクとタバコをふかしながら新聞を大きく広げるサラリーマンの姿も所々に見えて、それがまた昭和感を醸し出す。

厚めのトーストにはジャム&マーガリンがつ いた、これぞ王道のモーニングセット550円 (コーヒーまたは紅茶付き)。サクサクの焼け具合の分厚いトーストにゆで卵、ドレッシングがかかったサラダが添えられたちょうどいいモーニングは、押し付けがま東しくなく付かず離れずの距離感を保ってくれるウェイターさんと同じぐらい程よい感じが心地いい。

(Hanako1153号P148掲載/photo : Shinji Serizawa (P.148), Megumi Uchiyama (149 P.149) text : Masako Serizawa)

2.魅力的なランチセットも嬉しい〈café 紅鹿舎〉

ランチ(11:00〜14:00)のセットのグラタンは昭和40年代から続くロングセラー。ランチのドリンクはコーヒー、紅茶、豆乳カフェオーレなどから選択可能。

具材には水煮のあさりを使い、貝のダシでソースの旨みをグッと高めている。セットのスウィートパンはパン屋に特注する店のオリジナルで、やさしくほのかな甘さが特徴。サラダやゆで玉子も付いてボリュームも充実、大満足のおいしさに人気の理由がうかがえる。チーズをたっぷりのせて香ばしく。サラダ、玉子、ドリンク付き。900円(税込)

(Hanako1130号P73掲載/photo:Kanako Nakamura text:Kimiko Yamada)

3.コーヒーの美学をジャズと共に感じて。〈十一房珈琲店〉

1978年創業、ネルドリップ&自家焙煎のスタイルを貫く店。オープン時の〈カフェ ベシェ〉から移転を機に現在の店名に。店内は真空管アンプからジャズの名盤が静かに流れる。2年前から店主を務める長谷川能一さんのドリップは見惚れるほど繊細で、一滴ずつ丹念に湯を落とし、一杯の抽出に実に4分を要する。ウェッジウッドのカップに注いだコーヒーはとろりと滑らかで、清く澄んだ味わい。

美しいアレンジコーヒー、アイリッシュオレ770円(税込)。長谷川さんが焙煎する豆は20種ほど、ブレンドだけでライトローストからイタリアンローストまで5種そろう。日本を代表する焙煎機「フジローヤル」の前身「フジ」時代の3.5坡を愛用。香ばしい香りとともに艶やかに輝く深煎り(イタリアンロースト)が焼きあがる。

(Hanako1142号掲載/photo : Kiyoko Eto text & edit : Yoko Fujimori)