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幸せの「厚み」を。東京の厚切りフレンチトーストが美味しいカフェ&喫茶店3選

肉厚で柔らかなパンを噛みしめれば、バターの香り、甘みがじゅわっ。…そんな、夢のような厚切りフレンチトーストが食べられるお店を東京都内で3店見つけました。落ち着く喫茶店や、贅沢なティーサロン、本屋さんの隠れ家のようなカフェスペース…どちらもHanakoオススメです。

1.都会でみんなが集う場所。古民家建築好きも必見の〈珈琲と紅茶とバロック音楽 平均律〉/学芸大学

「うちは、初めてでもすぐ店になじんでもらえる。結婚した人達もいるんですよ」と店主の有賀えりささん。昨年、最愛のご主人が他界してからは、1人で店を切り盛りしている。

カウンター上の梁は300年もの。コーヒーは神戸の〈萩原珈琲〉を変わらず仕入れている。

ご主人は70年代に喫茶専門学校の講師を務めた喫茶店のプロ。ある日、友人と吉祥寺を歩いていて耳にした平均律の美しさに感動し、自らの店を持ちたいと考えるように。そして80年に原宿の裏路地で開いたのが、コーヒーとバロック音楽の店だった。ブランクをへて17年前に学芸大学に場所を移してからは、自家製のケーキや中国茶のメニューも増やした。

「ウェッジウッド」から益子焼まで。BGMはバッハやハイドンなどが多い。

カルピスバターを使ったフレンチトースト800円。映画『クレイマー、クレイマー』に登場する一皿がモデル。紅茶は700円〜。

使い込まれた掛け時計が時を刻む。

梁や柱、華奢な背もたれの椅子まで、古材を取り入れた内装は、古民家再生の第一人者である石川純夫氏によるもの。

(Hanako1150号掲載/photo : Kenya Abe text : Hiroko Yabuki)

2.バターたっぷりのブリオッシュをぜいたくに使用〈和光アネックス ティーサロン〉/銀座

可愛らしい丸い形が特徴のパンは、バターたっぷりのブリオッシュを筒状に焼き、真ん中だけをくりぬいた贅沢なもの。バターの豊かな風味ともちもち&ふわふわの食感が魅力。自家製アイスは、程よい主張のあるフランス産はちみつを使用。添えられたフレッシュベリーもキュート。1,944円。

大きなガラス窓からは、和光本館外壁の素晴らしい意匠を眺められ優雅な時間が過ごせる。

〈和光アネックス ティーサロン〉
■中央区銀座4-4-8 和光アネックス2F 
■03・5250・3100
■10:30〜19:00LO(日祝〜18:30LO) 無休 
■52席/禁煙

(Hanako1130号掲載:photo:Megumi Takei text:Miki Konno)

3.書棚の先には、隠れ家のようなカフェ〈Title〉/荻窪

青梅街道沿いに2016年1 月、小さな書店が開業。店主は伝説の書店〈リブロ池袋本店〉でマネージャーを務めた辻山良雄さん。漫画雑誌や文庫本、ベストセラーもある一方、約4 割は辻山さんらしい通好みな品ぞろえに。文学や芸術、社会から絵本まで書き手の切実な生き方を生の言葉で描いた本を読みながら、書棚の先にある隠れ家のようなカフェで静かな時間を過ごしたい。

店奥のカフェからコーヒーの香りが漂う。

フレンチトースト アイスのせ650円。

Titleブレンド450円は、吉祥寺の自家焙煎店〈珈琲散歩〉の豆を使ってハンドドリップ。

ギャラリーでは展示や読書会などイベントも。

(Hanako1127号掲載/photo:Yoko Tajiro text:Mutsumi Hidaka)