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内閣府はこのほど、「2017年 高齢者の健康に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2017年12月16日〜2018年1月14日、調査対象は55歳以上(2017年1月1日現在)の個人で、有効回答は1,998人。

日頃から心がけている健康活動を尋ねると、最も多かったのは「栄養のバランスのとれた食事をとる」で59.4%。次いで「休養や睡眠を十分にとる」が53.0%、「散歩やスポーツをする」が47.6%と続き、計9割以上が「特に心がけていることがある」と答えた。一方、「特に心がけていることはない」という人は9.3%だった。

健康活動を心がけ始めた年代をみると、「40代以前」との回答が多いのは「栄養のバランスのとれた食事をする」(27.6%)、「気持ちをなるべく明るくもつ」(27.1%)、「健康診査などを定期的に受ける」(25.5%)、「趣味をもつ」(25.3%)などとなった。

日頃からしている身体を動かす活動は、1位が「散歩、買い物に出かける」(65.9%)、2位が「調理や掃除など家事をする」(53.5%)、3位が「仕事をする」(36.5%)という順位となった。日頃の医療サービスの利用頻度を聞くと、「月に1回くらい」が35.8%で最多。次いで「年に数回」が22.6%と続き、「利用していない」は23.0%だった。

将来、介護が必要な状態(要介護2程度)になった場合に不安なことを質問したところ、「家族に肉体的・精神的負担をかける」が50.6%、「身体の自由が利かなくなる」が40.5%、「介護に要する経済的負担が大きい」が28.8%で上位3位にランクイン。「特に不安なことはない」は15.6%で、「現在すでに介護を受けている」の1.7%を除くと、8割以上が何らかの不安を持っていることがわかった。