本日(6月22日)の金曜ロードSHOW!は、ディズニー・ピクサーの大人気アニメーション『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』!

てなわけで、ちょっとニモのことを調べてみました。
豆知識として覚えておくと、今夜の『ファインディング・ドリー』がより楽しめるかも!

ニモはカクレクマノミじゃない!?

いきなり何を言い出すんだお前は、って感じですよね。そうですよね。吹替で本人達が「カクレクマノミ」って言ってますもんね。公式のホームページでもカクレクマノミって紹介されてて、日本じゃカクレクマノミ=ニモってばっちり定着してます。じゃあなぜこんなこと言い出したかというと……

グレートバリアリーフにカクレクマノミはいないんじゃ!

「生息域が違うんじゃ!」ってことなんです。ニモの舞台はオーストラリアの大サンゴ礁グレートバリアリーフ。カクレクマノミの生息分布域は沖縄からフィリピン、インドネシアなどの西部太平洋。そして、よく見るとカクレクマノミってビッミョーにニモと柄が違うような……

じゃあ、ニモ。お前は何なんだ。

ニモはクラウンフィッシュだった!!

https://ulaken.exblog.jp/26005483/

ヒントは劇中にあります。『ファインディング・ニモ』の劇中、冒頭でカクレクマノミはジョークが得意って設定が出てきます。正直ここで「え? 何で?」って思いませんでしたか? ジョークが得意ってどういうこと……? マーリンは下手だったけども……。

じゃあ、本家ではニモ達の設定が何て魚になってるかというと

“Clownfish”です。

Clown……つまり道化師、ピエロです。なるほど、ピエロだからジョークが上手い。カタカナでそのままクラウンフィッシュって紹介しても日本じゃ、クラウン=ピエロって認識自体定着していないのでどっちにしろピンとこなかったかもしれません。

で、グレートバリアリーフにいるクラウンフィッシュだとニモのモデルはクラウンアネモネフィッシュあたりらしいというわけで、ニモとマーリンはカクレクマノミとは別の魚です。うーん、今後水族館でカクレクマノミを見て「ニモだ!」っていう子供を見ると何とも言えない気持ちになる気がします。

クマノミは性転換する

ちなみに、クマノミは性転換する魚です。生まれた時は性別が決まっておらず基本全部オスとして成長し、その群れの中で一番大きく強い個体がメスに性転換するというシステムを採用してるそうです。

これが人間だったら結構な衝撃です。男子だらけのクラスで一番ガタイよかった奴が、ある日突然サイズはそのまま女子になるようなもんです。

https://ulaken.exblog.jp/26005483/

他の個体は未成熟個体として繁殖には関わらず、万が一メス個体が死んでしまった場合は、次に体が大きかったオスがメスへと性転換し、そのまた次に大きかった個体が新メスとペアを……ちょっと、誰かコレ漫画にしてくれませんか。めちゃくちゃ読み応えありそうなんですけど。

ドリーには毒がある

ちなみに、ドリーでおなじみナンヨウハギは尾びれの付け根に棘があり毒を持っています。

健忘症のドリーはそのコトも忘れてそうですが、素手で触るのはやめといたほうが良さそうです。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのアライグマのロケットとか、動物や魚がモチーフになっている映画はたくさんありますが、調べてから映画を観ると色々発見があります。(【イラスト図解】ウルヴァリンって何だ?クズリって何だ?!)


出典:http://ulaken.exblog.jp/25282002/

いやぁー映画って本当に面白いものですね! それでは、またお会いしましょう! サヨナラ! サヨナラ! サヨナラ!

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