『007』舞台のスイス山頂でケーブルカー故障、観光客ヘリで運搬
[チューリヒ 21日 ロイター] - スイスの標高2,970メートルのシルトホルン展望台にあるレストラン「ピッツグロリア」で21日、ケーブルカーの故障で観光客ら400人が足止めされ、ヘリコプターで麓の町まで運搬された。
このレストランは、1969年公開のスパイ映画『女王陛下の007』のロケ地として有名。
観光客らはゴンドラ故障のあと、別のケーブルカーで付近の尾根に運ばれ、そこから4台のヘリコプターで下の町ミューレンまで運ばれた。
映画では、主人公のジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)が悪役に追われ、ピッツグロリアからスキーで猛スピードで滑り降りた。
ケーブルカー運営会社によると、ヘリコプターは1,130GMT頃輸送を開始し、1,500GMTには観光客400人全員を無事運び終えたという。