アメリカやヨーロッパなどの海外で、物議をかもしているタンポン税

まだまだ生理に対する世間の理解は浅いのが現実…。

そんななか、女子のリアルな実情を訴える映画が、海外で大きな話題を振りまいています。

女の子がタンポンを手に入れるまでを描いたショートフィルム

ロサンゼルスを拠点に活躍するふたりの女性が作り上げた、奇想天外な16分のショートフィルム『Keep Calm and Tampon(落ち着いて、タンポン)』。

主人公は、生理が始まったばかりのティーンの女子・メル。

彼女が、同級生や意地悪な男子の集団、先生、そしてアメリカ政府を相手に、生理の偏見やステレオタイプな考えに四苦八苦しながら、たったひとつのタンポンを手に入れていく様子をユーモアたっぷりに描いた、ミュージカル仕立ての作品です。

2017年に公開されて以来、「ユニークで、的を射ている」と絶賛され、バンクーバーやロサンゼルスなど、海外のさまざまな映画祭で上映されています。

女子の共感シーンが盛りだくさん

作中には、女子にとって共感できるシーンがたくさん。

学校で、性教育の授業中にいきなり生理が始まったメル。生理の血がいつの間にかスカートに。このときのヒヤヒヤ感、わかる…!

とくに男子と一緒に受ける性教育のクラスではとても気まずい。

ガールズトークでも生理の話はNG

トイレでのガールズトーク中も、生理の話はタブー。同級生に初潮についてくわしく聞こうとすると、話題を変えられてしまうシーンが印象的です。

なんとなく生理の話題を避けていたティーンのころを思い出しました。

気まずいトピックをポップな世界観で表現

ところどころでメルのヴァギナが登場して、月に一度の生理現象について、ダンスと歌で表現するシーンも新鮮でおもしろい!

タンポンが"贅沢品"と認識されていること、世界にはまだまだ生理用品へのアクセスが難しい場所が存在することなど、女子として知っておきたい事実も盛り込まれていて、とても奥が深い内容になっています。

世界中で叫ばれているGender Equalityも登場。気まずいトピックを、ファッショナブルでポップな世界観で表現していて、引き込まれてしまいました。

女性をテーマにした作品として高い評価を獲得

女性をテーマにしたインディペンデント作品として、高い評価を受けている『Keep Calm and Tampon』。残念ながら上映は現在海外のみ。

日本でもどんどん積極的に取り上げられる日がくればいいのに! と思います。

[KEEP CARM AND TAMPON, Ms.magazine]