画像提供:マイナビニュース

写真拡大

多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『スリープ時の設定次第でバッテリー消費量を減らせるの?』という質問に答えます。

***

スマートフォンにとって「バッテリーのもち」は重要です。薄さ/軽さを追い求めれば内蔵バッテリーの容量は限られてしまいますし、リチウムイオンを超えるコストパフォーマンスを発揮する電源用素材の登場は当分先のことでしょう。端末メーカーはより消費電力の少ない部材を採用し、消費電力を減らすようソフトウェア制御を改良することが、スマートフォンのバッテリーを長持ちさせる現実的な対策といえるでしょう。

ユーザ側の工夫も必要です。Android端末は、消費電力を減らすべくそれなりの設定を施したうえで出荷されていますが、実際の使いかたを考慮したうえで設定を見直したほうがバッテリーのもち改善につながることがあります。Wi-Fiに関する設定は、その代表格といえるでしょう。

Android OSでは、スリープ時のWi-Fi接続をどうするかカスタマイズできます。多くの端末は、初期設定でスリープ時にもWi-Fi接続する設定にしているため、スリープ中でも通信にかかわる機能により電力が消費され続けます。スリープ中Wi-Fi接続をオフにする設定に変更すれば、消費電力を大幅に減らせます。

スリープ中Wi-Fiをオフにするには、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」の順に画面を開き、画面下部にある「Wi-Fi設定」をタップ、詳細設定にある「スリープ時のWi-Fi設定」を開きます。現れたダイアログで「接続を維持しない」(端末によって多少メッセージは異なります)を選べば、次回からスリープ中はWi-Fiがオフになります。

ただし、この設定にしている場合、通知にはモバイル回線が使われることになります。モバイルデータ通信をオフ(または機内モードをオン)にしないと、パケット通信費が増えてしまう可能性がありますから、よく考えて利用しましょう。