「ぶちゅ」の先へ。「色っぽいキッス」ってどんなのだ?

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私もそろそろいい歳の大人なので(おばさんではない)、「あちゅらちゅラビュー!ぶちゅー!」みたいな、ハンバーグに顔から飛び込む子供みたいな、いかにもお子ちゃまなキスじゃなくて、いい感じに大人な「キッス」がしたい。


ハウコレ新参読者のみなさんも、私と同じように、ハウコレと一緒に年齢を重ねてきたみなさんも、一緒に男子が「大人だなー……」と恍惚してしまうようなキッス(NOTキス)について学んでみましょう。

■1.奥まった場所で

「『お、ここでか』みたいな意外な場所で求められるキスは、なかなか大人の香りがすると思う。レストランの二階に上がる階段でのキスとか」(広告/26才)


お部屋にいるときとかにするキッスももちろん良いのですが、手を繋いでいて、ふと人気がなくなった瞬間にキッスするとか、そういうのってなんか「大人の秘め事」感があってロマンチックですね。


人混みの中とか「みんなが見てる場所で堂々と」というのは逆に(ラブラブ感を見せびらかそうとしている感じがして)幼稚に感じられてしまうかもしれませんが、「誰も見ていないんだけど、ひょっとしたら見られてしまうかもしれない場所」でのキッスでスリルを味わうのが、大人の嗜みって感じです。

■2.儚いほど柔らかく

「あえてのフレンチキスというか、柔らかく触れるだけみたいなソフトキスは、たしかにセクシーだなぁって感じる」(出版/25才)


貪るようなディープキッス。


これもこれでたしかにホットだし、ゾクゾクするんですが、それだけだとちょっと西洋かぶれしすぎていて、私たちジャパニーズピーポーが優美さとか奥ゆかしさを感じるようなしっとりとしたムードに欠けるような気がしませんか?


あまり普段意識はしないかもしれませんが、キッスした瞬間の相手の「唇の柔らかさ」みたいなものって実は無意識に感じているものです(一度意識し始めると、「柔らかくて気持ちいいなー」とかついついキッスのたびに考えてしまいます)。


口をおちょぼに尖らせすぎるとちょっと唇が固くなってしまいますので、まーるく、力を入れないままの柔らかな唇のまま、チューしてみてくださいね。

■3.そのままとろけて

「完全な主観だけど、チューの後、そのまま俺の肩に頭をもたれるみたいなのっていい」(外食/27才)


キッスをすることで、まるで心の底まで彼のフェロモンで溶かされてしまったかのようにふにゃんと彼にしなだれかかる。肩に頭を埋めて、微笑みながら彼の横顔を見上げる。
キッスの後も「えへへ」とニコニコしているのもキュートですが、「あなたとキッスすると、私弱いの」みたいな感じのは、男子からしてもたまらなくセクシーに感じるのでしょう。

■4.漏れる吐息

「キスする瞬間に、『ん……』みたいな、『え、今の喘ぎ声?』みたいな声がするとなかなかぞくっとする」(コンサル/27才)


「みたいな」とは言ってますけど、実際にその彼女の側からしたら、ほぼ喘ぎ声と同義だと思うんですよね。彼とキッスするのが気持ちよくて、ついつい声が上がってしまうという意味では。


「そのまま押し倒してしまいたい」


キッスをするだけでこんなふうに彼が思ってくれるようになれたらいいですが、これは狙ってそうするというよりも、思わずそうなってしまうという要素が強いのかも。
テクニックよりも、彼とのキッスに誰よりも何よりもドキドキしている、その心理状態にまず自分がなるというのが大切なのかもしれません。

■おわりに

キッスのテクみたいなのを紹介してみると、さも「小手先」感が出てしまいますし、たしかにキッスというのは彼とのデート、彼との関係のほんの一瞬の時間を占めているものにすぎません。でも、男子も女子も、素敵なキッスひとつで「大好きだ!」という気持ちが相手に対して湧き上がってくるというのは同じです。「ただのキステク」とは割り切れないほど大切だと思うんです。


なので、「私ももういい年だわ」と(私のように、悲しい)自覚がある人は、「大人なキッス」ができるように、自分のキッスをアップデートしてみてくださいね。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)