画像はフジテレビ報道局の公式Twitter

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大阪地震の被害を伝えるSNS投稿に対し、テレビ局が投稿者の許諾前でも放送に使用するという連絡を行い、批判が集まっている。

大阪地震の発生直後からTwitterには被害の状況を伝える画像や動画が多数投稿された。フジテレビ報道局は、電光掲示板が落ちた駅のホームや、棚から落ちた本が床に散乱するネットカフェ、火事と思われる煙が立ち上る様子など、約20件の投稿に対して放送使用の許諾を依頼。しかし、その内容は「今回の地震の状況を伝える目的で、(投稿者の名前)様の写真を放送に使用させていただきます。許諾が前後し大変申し訳ございません」と、投稿者の許諾前でも放送するというものだった。また、TBSの情報番組「ビビット」は、「画像を使用させていただくことはできませんでしょうか」と許諾を求めたが、投稿者によると許諾する前に「本日のOAありがとうございました。また次回以降JNNの番組で使用させて頂きます」との連絡があったという。

投稿者の許諾を得ずにSNSに投稿した画像や動画を放送するというテレビ局の取材方法に、ネットでは多くの批判の声があがっている。

「いや勝手に使うなや。許諾が前後し大変申し訳ございませんじゃない」

「報道目的で使用するなら信憑性を含め許諾確認が当然だと思うが?」

「コラだったらどうすんだろ」

「たかが画像だろ報道のためなんだから当然使わせるよな?という傲慢さを感じる…」

「まだ『使わせてくれませんか?』とか了承取ろうとしてるマスコミの方がマシ」

「えっ?メディアに対する拒否権は存在しないの?」

「許諾が前後し、って許可貰える前提で話してるのがおかしいでしょ?」

「勝手に使ってからの許諾とか盗人猛々しい」

さらに、フジテレビの許諾方法を真似て、「『こちらも許可を出すのが遅くて申し訳ありません。画像使用料として3000万頂きますので、どうぞお使い下さい。請求が前後し大変申し訳ありません。』とか言えませんかね?」といった声や、「フジテレビに相応の金銭を要求すべき」とのアドバイスも寄せられている。