インタビューを受ける文大統領(青瓦台提供)=20日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、ロシア訪問を控えて同国メディアの合同インタビューに応じ、「朝鮮半島の平和体制が構築されれば、本格的な南北経済協力時代が開かれる。南北経済協力はロシアも参加する南北ロの3者協力にならなければならない」と強調した。

 文大統領は21〜24日、ロシアを国賓訪問しプーチン大統領と首脳会談する。

 文大統領は「プーチン大統領と私は朝鮮半島の完全な非核化や平和体制構築について同じ目標を持っている」として、「ユーラシア大陸の平和と共同繁栄というビジョンを共有している」と指摘。「ロシアが経済発展のため重点を置いて推進している『新東方政策』と私が新しい成長エンジンの確保のため準備している『新北方政策』は共通点が多い」と説明した。

 その上で、「(韓国とロシアは)互いに最も重要な協力パートナーだ。協力の方法を具体化する議論をしたい」と強調した。

 文大統領は「南北の平和体制が構築されれば、中長期的には北東アジア全体の多国間の平和安全保障協力体制に発展していくべきだと思う」としながら、「その点で韓国とロシア、そして私とプーチン大統領は最後まで緊密に協力していく」と述べた。

 また、「国連安全保障理事会の強い(対北朝鮮)制裁決議に賛同し、決議を徹底的に履行しながら平和的な対話を通じた核問題の解決を一貫して主張した」としてプーチン大統領に謝意を表明。「プーチン大統領の協力にあらためて感謝し、今後とも継続的な協力を期待している」と述べた。