日本では入院患者の面倒を基本的に看護師が見るが、中国の病院では、患者の周りを家族がぐるりと囲んで世話をする。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・東方網は18日、「日本の看護師中国看護師では何が違うのか」とする記事を掲載した。結論から言えば、日本の看護師中国看護師よりもはるかに大変で忙しそうとのことだ。

 記事は、「日本人の同僚が入院したので見舞いに行ったのだが、日本では入院患者の面倒を基本的に看護師が見る。中国の病院のように、患者の周りを家族がぐるりと囲んで世話をするようなことはないのだ。手術の際には何かあった時のために家族が別室で待機するが、手術が終わればあとは病院任せになる。家族は本当に見舞いのために病院に来ればいいのだ」と紹介した。

 また、「しかも、日本の看護師のケアは実に細やか。定期的にベッドにやって来て点滴の状況をチェックする。薬を服用する時には患者に必ず名前を聞いて、本人であるか確認してから飲ませる。食事も看護師が持ってきてくれ、自力で食べるのが難しい人には手伝ってくれる。そして、食事が口に合うかどうかを常々確認するのだ。さらに、定期的に患者にお茶やお水を提供してくれる」と説明した。

 さらに、各ベッドには看護師を呼び出せるボタンが設置されていること、手術後で動きが不自由な時にはトイレに行くにも介助してくれることを紹介。「入院病棟の廊下では、体に各種の管が付いている患者が看護師に支えながらゆっくりと移動する様子を至るところで見かける。患者が一歩進むたびに、看護師が笑顔で激励するのだ。ほかにも、ベッドの角度や高さの調節、着替えなどもやってくれる。日本の病院で働く看護師は、みんな本当に大変なのだ」と伝えている。

 そして最後に、ある時に見舞いに行った際にちょうど看護学校の学生たちが実習を行っていたと紹介。「学生たちは正式な看護師になる前に厳しい訓練を受けるとともに、一定の実践経験を踏まなければならない。日本で看護師になるのは、本当に大変なのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)