育児でイライラするママ・しないママの違い。原因は子どもじゃなかった

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 こんにちは。心理カウンセラーの小松原幸恵です。フリーランスで仕事をしつつ、4歳になる一人息子を育てています。

◆息子がご飯を食べてくれない……
 息子が2歳のとき、ほとんどご飯を食べませんでした。離乳食は済んでいて、普通の食事ができることは確認済みです。家での食事は1口、2口ごはんを食べたらさっさとテーブルを離れて、一人で静かに遊んでいました。

 ご飯がダメならと思い、オヤツを渡してみても食べない。

 オヤツを奪い取られても全く気にしません。周りで他の子がオヤツを食べていても欲しがらない。お菓子が2つあったら、必ず私に1つくれるという徹底した少食っぷり。

「子どもって食欲旺盛で、オヤツが大好きなんじゃないの?」このような固定観念があった新米ママの私は、戸惑うばかりでした。

◆「イライラするママ」と「しないママ」の決定的な違い
 こういった場合、食べない子どもに怒ってしまう母親もいるかと思います。この「イライラする母親」と「しない母親」の違いは一体何なのでしょうか?

 イライラするママは、「子どもはたくさん食べて当たり前」ということを思い込んでいます。なので、その通りに行動しない子どもにイライラしてしまいます。

 さらに、ママの「無意識」にある思いが、子どもへのイライラという形で表れている場合もあります。

 イライラを越えて「激しい怒りに駆られる」と感じる場合は、過去の「心の傷」や「自己否定の感情」があるかもしれません。

 例えば、
「昔、自分がご飯を食べなかったときに酷く叱られた」
「きちんとご飯を食べさせなければ、親として失格だ」

 といったものです。このようなマイナスな感情が、あなたの心の底にこびりついている可能性があります。

◆イライラする気持ちの本当の原因
 イライラしてしまう母親は、「子どもがご飯を食べない」ことに対してストレスを感じているのではありません。本当の原因は「無意識に根付いている自分の思い込みや心の傷」にあるのです。

 さらに、根本的な原因は無意識下にあるがゆえ、イライラの本当の理由に気づけず、余計にイライラする……という悪循環に陥ってしまうのです。

 ただでさえ余裕のない子育て期間に、「本当の原因」まで思い至るのは難しいですよね。

◆イライラしない母親になるには
 まずは深呼吸してリラックスしてみましょう。そして、「自分がイライラしている」ことに気がつきましょう。

 目の前にあること(今回は、子どもがご飯を食べないこと)がイライラの原因ではなく、他に理由があると知っているだけで感じ方が違ってきます。

 子どもにイライラする方は「どうして自分がイライラするのか」を、色々な視点から考えてみてください。

「子どもがご飯を食べないからイライラすると思っていたけど違うのかな」
「どうしてご飯を食べなければいけないと思っていたのかな」
「ご飯を食べず、10年後にどうなっていたら嫌だと思っているのかな」
「こうなったら嫌だと今思い浮かんだ未来は、本当に現実になるのかな」

 イライラする母親は、子どもがご飯を食べすぎてもイライラします。ちょうど良い量のごはんを食べても、きっと別のことでイライラするんです。

 それはなぜかというと「子どもの行動」にイライラしているのではなく、本当の原因(=潜在意識)にあると気づけていないからです。

 幸い私は、心理カウンセラーという仕事柄か、食が細い息子に対してイライラせずにすみました。特に何の対策もしませんでしたが、息子は4歳になった今、自然に食べるようになりました。子どもってそんなものかもしれません。

 今回は「子どもがご飯を食べない」という例で説明しましたが、この考え方はどのような場合でも対応可能です。怒りの根本的な原因に気がつけば、イライラはスッと消えていきますよ。

<TEXT/小松原幸恵>

【小松原幸恵】
催眠療法、コーチング、アロマ、レイキなど様々な手法を使ってクライアントの自己実現をサポートするカウンセラー。地蔵のような息子と仏のような夫を持つ、ツッコミ系関西人。人からよく「(おとなしそうな)外見と(よくしゃべる)中身のギャップが凄い」と言われる