何だか「意地悪な気分」がむくむくと上がってきた時の解消法

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人の嫌なところばかり指摘しちゃうような時

まるで意地悪な小姑のように、人のやることなすことを気にして、逐一報告しないと指摘してくる上司、人の話を聞いてるのか!と言いたくなる部下っていますよね。そういう人に限って、ここぞ!という時に詰めが甘かったりして、こちらが指摘を仕返したくなる…。

指示や指摘しかない会話をし続けていると、お互いの許す範囲が狭くなり、視野が狭くなり、クリエーション能力も低下。行動範囲にのびしろがなくなっていることに気がつけず…。小さくなった器では、自分の理解できない範囲を、すぐに“嫌なところ”と判断しがちに…。

そんな嫌なところを指摘してしまうのは、他人を変えようと一方向からしか見えていない視界の狭さ、心の狭さ、器の大きさ、傲慢さではないでしょうか?あなたは、そんな人にはなりたくないですよね?

大きく深呼吸

世界はもっと広くて、多様な生き方や考え方があります。人の嫌なところにばかりフォーカスしていては、息苦しくなってしまいます。もし、今、あなた自身がそんな状態になっていたら、少しゆっくりとした呼吸が必要かも。

人の嫌なところばかりが“見えてしまう“のは、実は、あなた自身が同じような性質を持っているから。だから、それを見せつけられるつらさを、無意識の中に感じてしまうのです。

普段目に見えないけれど“見えてしまう”ことは、人が見せてくれているということ。それはとても大切な経験です。

あなたは完璧?

でも、人の揚げ足を取り続けていると、必ず巡り巡って自分も同じ思いをするシーンがくるのが世の常。「自業自得」「人こそ人の鏡」です。

謙虚な心に幸せは宿るものです。自分の嫌な部分、取り払えるような方法があるといいですよね。

心を静め、謙虚になる前屈のポーズ

今回、紹介するポーズは、頭を深く下げるのが嫌で突っ張ったままの人には、心を若返らせて精神的な満足感をもたらします。イライラ、自律神経失調症、腰痛、腎臓病、膀胱炎、アレルギー性鼻炎などに効果的。

部分的に負荷がかかる場所をほぐしながら、決して無理をしない範囲で、全身の具合を見ながら精一杯行います。

【前屈のポーズ】
1:長座になる。
2:肩の力を抜き、お尻の肉を後方へ引き、仙骨を床と垂直に。
3:両手を頭上に上げる。
4:息を吐きながら、上体を前に倒す。
5:両手が足先に届く場合は、横から足裏をつかむ(届かない場合は足首かスネでOK)。
6:より前屈できるかどうかよりも、背面を伸ばしていることに意識を持つ。
7:ゆっくりと深い呼吸をしばらく繰り返す。
8:ゆっくりと戻し、シャヴァーサナで休息する。

素直な心と体へ変化していくのを願って。じっくりと行って下さい。自分と向き合えるので、心を静めたい時にはぴったりです。

 

ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住