これでリピ必至♡男がおいしかった!と喜ぶお弁当のコツ

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カロリーコントロールや節約にも役立つお弁当。毎日続けるのはなかなか大変だけれど、できる範囲で楽しむのも、気分転換になっていいですよね。でも、いつも同じおかずばかり詰めてしまったり、彩りがなく茶色っぽいお弁当になってしまったりと、「うまくいかないなぁ」と思うこともあるのでは?

そこで、おいしくて、彩りもよくて、また食べたくなるお弁当のコツをご紹介。教えてくれたのは、ケータリング弁当を中心に活動中のフードトリオ「フルめし」。毎月作っている旬のお弁当は、ボリューム感があって男女ともに大満足できると好評なのだそう。

フルめしの3人が大切にしているのは、「5色の彩りとフルーツ、旬の食材をいれること」。
例えば6月の「水無月べんとう」は、

・枝豆のバター醤油混ぜご飯【緑】
・クリームチーズ入り玉子焼き【黄】
・イカとセロリの和えもの【白】
・ズッキーニと厚揚げの炒めもの【緑】
・カボチャそぼろあん【黄】
・唐揚げライムタルタル【茶】
・紫野菜のマリネ【紫】

というように、色でみてみると初夏らしさが感じられる彩りに。
さらに味つけについては、

枝豆のバター醤油混ぜご飯【緑・和】
バターの風味と醤油の香ばしさに枝豆の甘さが絶妙に混ざり合った混ぜご飯。どのおかずと食べてもちょうどいい塩加減に仕上げるのがポイント。

クリームチーズ入り玉子焼き【黄・洋】
玉子焼きにはクリームチーズを入れて、クリーミーな味わいに。黄色と白のコントラストが夏らしさをアップします。

ズッキーニと厚揚げの炒めもの【緑・カレー味】
カレー味で食欲を刺激。深みが出るチリパウダーが隠し味。

イカとセロリの和えもの【白・和+マスタード】
イカとセロリの和えものには、粒マスタードを使用して、さっぱりの中にもコクをプラス。
イカを軟らかくするために、白ワインで一度蒸すのがポイントですが、その際に出たダシが味の決め手になります。

カボチャそぼろあん【黄・和】
夏野菜のカボチャ本来の味を生かすために、味付けは最低限のうすくち醤油で。ほっと安心する和食おかずに。

唐揚げライムタルタル【茶・洋】
みんなが大好きな唐揚げには、タルタルソースでボリューム感をさらにアップ!ライムの果汁と皮のダブル使いでヘルシーに。女性でも食べやすい、爽やかな味わいに仕上げました。

紫野菜のマリネ【紫・和】
紫キャベツ、紫にんじん、紫ダイコンを使って触感の違いを楽しめるひと品に。彩りが一気に華やかになります。

和・洋・エスニックのおかずがあって味つけの偏りがないこと、しゃきしゃきとした和え物、ほっくりとした煮物など、食感が違うおかずを入れることで食べ飽きないような工夫もされていることがわかりますね。こんな風に、おかずの色と味つけを意識してみると、お弁当作りもぐっと楽しくなるかもしれません。

されに、詰め方にもちょっとした工夫があるそう。
「淡い色の混ぜご飯は半分より少しはみだすくらいにななめによそい、ご飯に近いものほど味の濃いもの(メインの唐揚げ、玉子焼き、ズッキーニの炒めもの)を置いていきます。3つの配置が決まったら、それ以外のおかずは色がかぶらないように詰めます、さらに同じ色のおかずは対角線に置くのがポイント。ズッキーニの黄色の対角線がかぼちゃの黄色といった具合です」。
プロならではのテクニック!ぜひ取り入れてみたいですね。最後に「水無月べんとう」から1品、おすすめレシピをご紹介しましょう。

クリームチーズの玉子焼きレシピ

【材料】作りやすい分量
卵… 3個
クリームチーズ… 35g

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白だし…大さじ1
みりん…大さじ1
水…大さじ1
黒こしょう…少々

サラダ油…大さじ1

【作り方】
1 クリームチーズは1cm幅の棒状に切る。
2 ボウルに卵を割り入れほぐし、Aを入れよく混ぜ合わせる。
3 フライパンにサラダ油を入れ中火で熱し、キッチンペーパーなどで余分な油を拭き取ったら、2の1/3を流し入れ、1をのせ奥から手前にくるくる巻き形を整える。同様に2回繰り返す。
4 食べやすい大きさに切って、盛り付ける。

お弁当にもおつまみにもおすすめのひと品です。

■フードトリオ フルめしinstagram:@fullmeshi/fullmeshi@gmail.com
福田みなみ、関沢愛美、山崎ぼぶの3人で結成したフードトリオ。ケータリングを主な活動としており、五感をくすぐるお弁当をお届けしている。フルめしのフルには、「満腹」、「振る舞う」、「腕を振るう」、「古きよき」などの意味がある。

ライター:酒井あやこ