湿度が増し、日差しも強くなり始める初夏。でもオフィスに入ると冷房がキツい……。この季節の通勤スタイルは、いつもにも増して「何をどう着ていくべきか」悩みがち。きちんとした印象を作りつつもおしゃれに見えるスタイルを、雑誌『Oggi』で活躍するファッションエディターの三尋木奈保さんに教えていただきます。

第3回は、雨の日の通勤スタイルについて。レインシューズの選び方を中心にお話を伺います。第2回「Oggiエディターの三尋木奈保さんに聞く!「だらしなく見えない」オフィスファッションの極意とは」はコチラ。

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靴ブランドのレインシューズは今が買い時!

雨の日の通勤で一番悩むのが靴選びでしょう。雨でお気に入りの靴がダメになってしまうのはイヤだし、地面が濡れているので、ヒールのある靴は歩きが心配……でも、社内で履き替えるにしても、通勤スタイルに長靴はちょっと違和感……となりますよね。靴専門のブランドでは、通勤スタイルにもあうレインシューズも多くつくっています。オールシーズンありますが、梅雨前のこの時期は、もっともバリエーションが豊富になるので、お気に入りを見つけるチャンスだと思います。

レインシューズの色味ですが、グレージュやネイビーなど、明るめのベーシックカラーを選ぶと使い勝手がいいですよ。デザインは、OLさんならパンプスタイプが万能だと思います。レインシューズならブロックヒールだったりと、ヒールがあっても安定感がありますし、オールシーズン使えます。2足目であれば、ショートブーツタイプもかわいいと思います。

「雨の日用のボトムと靴のセット」を作る

三尋木さん愛用のローファータイプのレインシューズ。価格も5000円とお手ごろだったそう。※本人私物のため現在は購入できない場合があります。ご了承ください

そして、レインシューズに合わせた「靴から発想するコーディネート」を持っておくと、雨の日も通勤スタイルに迷わず、安心です。前もって、「雨の日にはこのボトムを着る」と決めてしまうのです。レインシューズは1足でもOKですが、パンツスタイルに合うものと、スカートに合うもの、2足あるとボトム選びにも幅が出せるので、便利ですよ。私は、ローファータイプの黒のレインシューズと、GUのエナメル風バレエシューズを雨の日靴に決めています。

三尋木さんの雨の日スタイルのひとつ。「オフィスで打ち合わせがある……という日には、黒のレインシューズに黒のパンツ、と決めています。足元が黒で重い分、トップスは明るい色にして軽やかに」(三尋木さん)

GUのエナメル風バレエシューズは、レインシューズではありません。でも、素材がビニールなので水を弾きますし、1500円以下と、雨でヘタってしまってもがっかりしないコスト感。いってみれば「雨の日にも気後れなく履ける」靴です。去年大ヒットして、今年もさらにカラバリが豊富になったので、チェックしてみてください。また、私自身は自由業という仕事柄、ファッションも比較的自由がききますので、カジュアルなゴム底のサンダルも雨の日には活躍させています。会社員の方でも、お勤めの業種によってはOKかもしれません。アイデアのひとつとして、頭の中に入れてみては?

靴・バッグは初めて使う前に防水スプレーをかける

私は、靴とバッグは初めて使う前に必ず防水スプレーをかけています。雨の日のたびに防水スプレーをかけることはありませんが、雨シミは防げているようです。靴はレインシューズを利用するとしても、バッグは防水スプレーをかけたほうが安心です。

また、カジュアル派の方には、斜め掛けバックも雨の日には便利です。傘を持っても、もう片方の手が空きますし、斜め掛けして本体をボディーにフィットさせておけば確実に傘に守られるので、手持ちにするより、雨にも濡れにくくなりますね。

三尋木奈保:ファッションエディター

三尋木奈保:働く女性に厚く支持されている雑誌『oggi』のファッションエディター。大学卒業後の数年間、一般企業に勤務したのち、この仕事に。会社員経験を生かした“リアルで地に足のついた”おしゃれセンスは誌面に登場するたび大反響。2013年に発売した初の著書『My Basic Note「ふつうの服でおしゃれな感じ」のつくり方』は発行部数12万部のベストセラーに。第二弾の『My Basic Note II イちんと見えるヂ膺佑良の選び方』が好評発売中。

『My Basic Note IIイちんと見えるヂ膺佑良の選び方』(小学館)

撮影:人物/嶋野旭、商品/佐藤彩