画像はデマ投稿

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大阪府北部を震源とする震度6弱の地震によって、「シマウマが脱走」したとのデマがSNSに投稿されている。大阪府は、地震発生後から事実とは異なる情報が拡散しているとして注意を呼びかけている。

地震発生から約1時間後の18日9時過ぎ、「大阪府北部で震度6弱でシマウマ脱走って」とのツイートが投稿された。写真には、山道に逃げ出したように見えるシマウマの姿。しかし、この写真は2016年に愛知と岐阜の県境にある農場からシマウマが脱走したという新聞記事のもので、大阪地震で逃げたシマウマというのは偽情報だった。このツイートには、「どこ動物園から脱走したんだ」と信じるようなコメントや「刑事罰の対象になる可能性があります」などと削除を求める声が寄せられている。

「シマウマ脱走」のほかにもSNSには、「京セラドームに亀裂が入っている」などの誤情報が投稿されている。これを受け大阪府は、SNSでは事実と異なる情報が発信・拡散されているとしてホームページで注意喚起。「情報の発信元にはご注意いただき、信頼できる情報かどうか、十分に確認をしてください。また、未確認の情報をむやみに拡散しないでください」と呼びかけている。

2016年に発生した熊本地震でも、「動物園からライオンが逃げた」などのデマが拡散。熊本市の大西一史市長も、「未確認の情報をむやみにリツイートせず、情報の真偽を確かめてから責任をもってツイートして下さい」と注意を促している。