スマホで1000円からの株式投資「One Tap BUY」、月980円で手数料タダに
スマートフォンを使い、少額から株式投資が行える「One Tap BUY」は6月18日、月額980円で株式の取引手数料が無料になる「定額プラン」の提供を開始しました。

「One Tap BUY」は、1000円単位の少額から株式をリアルタイム売買できるAndroid / iOSアプリです。米国・日本株の計66銘柄を『スマホを3タップするだけ』(担当者)の簡単操作で売買できる点を売りにします。

既存のプランでは、株式を取引するごとに手数料が発生します。具体的には、金融商品取引所の開場時間帯は0.5%(1000円につき5円)、閉場時は0.7%(1000円につき7円)をスプレッドとして、基準価格に加減することで取引手数料相当額を徴収していました。

今回導入する「定額プラン」では、月額980円を支払うことで、月内何回取引しても手数料がゼロに。『映画や音楽、雑誌には定額サービスが登場しているが、証券取引にも定額サービスがあっていいんじゃないか』と、One Tap Buyの林和人社長は、定額プランの導入に至った理由を語ります。

●恩恵はヘビーユーザー限定

なお月額980円という金額は、月間取引額がおおよそ20万円に達する場合の手数料に相当。一方でOne Tap Buyユーザーの月間取引額の平均は2万円を切っており、定額プランの恩恵は一部のヘビーユーザーに限られます。

ただ、投資初心者向けのイメージもあるOne Tap BUYにおいては、投資初心者を卒業したヘビーユーザーを定額プランで囲い込みたい思惑もありそうです。



今後のサービス拡充については、元本の10倍までを取引できるレバレッジ商品の提供を検討するとのこと。取扱銘柄についても、日本・米国市場あわせて100銘柄程度まで拡大するとしています。また、明日上場するメルカリを引き合いに、新しいIPO株についても積極的に取り扱う意向も示しました。