ハードルが高いイメージのあるハーブも、少ない素材と組み合わせたシンプルな料理なら、気軽に取り入れやすくなる。料理家の渡辺有子さんに料理へのハーブの取り入れ方のコツなど教えていただきました。

「唐揚げにミント、炒め物にコリアンダーなど、作り慣れたメニューに加えるだけでも味に広がりが出ます。いつもの料理もマンネリではなくなって楽しいですよ」

と渡辺さん。初夏からが旬のハーブ。どんなところで買うのがいいのだろう。

「スーパーだけでなく、ファーマーズマーケットなども覗いてみると、産地直送のイキのいいハーブに出合えることがあります」

使いきれない時の保存法は?

「濡らしたペーパーで優しく包んで、 空気で膨らませたビニール袋に入れて、口の部分を縛り、冷蔵保存します。バジルやミントはこれだけでだいぶ持ちますよ。乾いてしなっとしたら、使う前にハーブ全体を水に浸すと元気になります。買ったその日に刻んで塩漬けにしても。ローズマリーやバジルにお勧めの方法です」

ハーブの中でもミントのレシピをご紹介。

ミント

濃いめの味付けに合うハーブ。練乳と粗塩が引き出したトマトの旨味をミントがまとめます。甘じょっぱい唐揚げも新鮮な味わいに。

凍りトマトのミントミルクがけシャリシャリ食感が楽しい旬のトマトならではのひと皿。

<材料/2 人分>フルーツトマト…4個ミントの葉…4枚練乳…適量粗塩…適量粗唐辛子…適量

<作り方>(1)フルーツトマトはヘタを取って、縦半分に切る。3〜4時間、冷凍庫で半凍りになるまで凍らせる。

(2)器に1を盛り、粗塩をふって、練乳をかけ、粗唐辛子をふり、ミントの葉を刻んで散らす。半凍り程度で食べるのがよい。

※一度にたくさん作り、ジッパー付きのポリ袋に入れて凍らせておくと便利。この場合は、半解凍してから調味して食べる。

わたなべ・ゆうこ 料理家。東京・渋谷で料理教室「FOOD FOR THOUGHT」を開催。近著はエッセイ集『料理と私』(晶文社)。

※『anan』2018年6月20日号より。写真・長島有里枝 スタイリスト・中里真理子 文・吉田直子

(by anan編集部)