普段の料理の手間を省いてくれる、作り置き。時短になるだけでなく、素材のうまみを増す効果もあるのだとか。料理人の山本千織さんに、作り置きレシピを聞きました。

冷蔵庫に仕込んだ食材があると、料理が格段にラクになる、と言うのは、料理人の山本千織さん。

「例えば餃子も、野菜の千切りからとなると結構な手間ですが、刻んだねぎと生姜があるだけで、ひき肉と調味料と混ぜ合わせればタネが出来上がる。また、なすやパプリカなど火を入れるのに時間がかかる野菜は、焼いておくだけで相当な時間短縮に。野菜は焼くこと、あるいは塩もみすることで味が凝縮され濃くなるので、それを使うことで味が決まるのも面白い。鶏肉やツナなどのタンパク質は、形状を変える前のかたまりの状態で仕込んでおくと、ほぐしたり潰したり料理に幅が出ますよ」

パプリカ、ねぎ、なすを使った作り置きをご紹介。

焼き赤パプリカ(冷蔵庫で3日間保存OK)

食べ応えはもちろん、彩りでも良い仕事を。

<材料/作りやすい分量>赤パプリカ…1個

<作り方>1.赤パプリカは縦半分に切り、種を取る。皮のままグリルする。強火で焦げるくらい焼く。2.焼けたら皮を剥く。

ねぎと生姜の千切り(冷蔵庫で3日間保存OK)

他食材と混ぜたり和えたり。名脇役として活躍。

<材料/作りやすい分量>ねぎ…3本(約250g)生姜…70g

<作り方>1.生姜は皮を剥き千切りに。ねぎは斜め薄切りにする。2.沸騰した湯に生姜を入れ、一呼吸置いてからねぎを加え、3分程度ゆで、水に取りさっと洗う。水気をギュッと絞る。

焼きなす(冷蔵庫で3日間保存OK)

焼くことで味の染み込みやすさが格段にUP。

<材料/作りやすい分量>なす…5本

<作り方>1.なすを魚焼きグリルに入れ、強火でよく焼く。焦がして良し。2.焼き上がったら、手で触われるくらいまで少し冷まして、皮を引っ張るようにして剥く。

やまもと・ちおり 料理人。『chioben』名義のケータリングも人気。新著『チオベンの弁当本』(KADOKAWA)が発売中。

※『anan』2018年6月20日号より。写真・高杉 純 スタイリスト・花沢理恵