タレントで歌手の中川翔子が15日、都内でおこなわれた『東京コミコン 2018』開催決定並びにアンバサダー発表記者会見に出席。サプライズゲストとして登場した映画『ガーディアンズ・オブギャラクシー』のヨンドゥ役や海外ドラマ『ウォーキング・デッド』メルル役を務めた俳優、マイケル・ルーカーとの対面に大喜びするとともに『ウォーキング・デッド』の他の出演者の来日を願う場面があった。この日は、東京コミックコンベション実行委員会名誉会長の山東昭子参議院議員も登壇した。

 昨年の『東京コミコン 2017』にも参加したルーカーは、突然の登場と共に「ショウコサン! Very Famous!」といきなり中川を絶賛しながら、アメリカみやげというポップキャンディーをプレゼント。思わず中川は「I love『ウォーキング・デッド』! メルルはすごい荒くれ者ですけど、こんなキャンディーをくれるなんて、優しい。めちゃめちゃいい人!」とルーカーとの対面を喜ぶ。すると「本当に!? すごく本当は怖い奴なんだよ! でもそうしないと(いい奴の振りをしないと)仕事がなくなっちゃうからそうしている」とジョークを飛ばし笑いを誘う。

 一方で「すごく有名なキャラクターだから、覚えてくれて嬉しいよ! ハンサムなキャラだし」と中川の言葉に、素直に喜びをあらわにしながら「去年も愛に満ち溢れたイベントで、沢山の映画、アメコミファンが来てくれた。今回はまだどうなるか分からないけど、さらにすごいイベントになると思う」と、昨年の様子を振り返りつつ、今年への期待を語る。

マイケル・ルーカーと中川翔子

 また中川が「日本のファンと触れ合って、日本のことを好きになってくれました?」とたずねると「ハイ!」と日本語で元気よく返答。加えて、自身が知っている日本語を「『はい』『どうも』『ありがとう』『もしもし』それくらいかな」などとサービス精神旺盛に回答すると、中川は昨年のコミコン参加でルーカーが神対応と呼ばれたことに対し「神対応と呼ばれた理由が、今日は本当によく分かりました」と関心を寄せる。

 さらに中川は「今年はコスプレをしようと思っているんですけど、何のキャラがいいと思いますか?」とたずねると「今日は黄色いスタイルで来ているけど、(アニメ『ポケットモンスター』の)ピカチュウは? ピカチュウはすごくカッコいいので、セクシーな格好で」と回答、中川は「斬新な発想ですね…」とその発想に驚きつつ「私も三十路の色気を出していこうかなと」と検討の余地を見せると、ルーカーは「君は努力しなくても、十分いけると思うよ!」と紳士的な回答で、会場を沸かせていた。

 この日中川は、かつて誕生日プレゼントでもらったという、『ウォーキング・デッド』さながらの有刺鉄線が付いた棍棒を持参。「今日がついに開封の日だと。さっきマイケルさんと話題が弾んで良かった」とサインまでもらったことを心から喜んでいた。

 そして「いつもゾンビが来たらどうやって戦ったらいいんだろうと、妄想するのがとても楽しい! 日本はゾンビが発生しにくい国なので」とジョークを飛ばしながら「でも、このイベントのおかげで『ウォーキング・デッド』に出てきた素晴らしいキャストの方が来日していただき、こうして日本を楽しいと言っていただいて、非常に嬉しい。他のキャストにもさらに来てもらえるよう! ダリルとグレンも、あと新しいシーズンでいなくなってしまいましたが、リックも呼んでください、宜しくお願いいたします!」とさらなる『ウォーキング・デッド』出演者来日の、切なる願いを明かしていた。

 またルーカーは、イベントの最後に締めのコメントを語ろうとしていた実行委員長のマイクを突然取り上げ「ちょっと待って!私の番がまだだと思うけど!」とマイクパフォーマンスを開始、「2018年のコミコンは2017年より良いのか?私はもう一回来たほうがいいのかな?」と実行委員長に言葉を投げかけつつイベントをアピールし、会場を大いに盛り上げていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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