広々としているため、ゆっくりお気に入りの文房具を選べる

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ここ数年でさまざまな個人店が集まり、にぎわいを見せる蔵前。今のようなにぎわいを見せるきっかけになった、ともいえるのが2010年から蔵前に店を構える文具店カキモリ。こちらは「書くきっかけを作る」がコンセプト。置いてある商品は、紙やペン、インクなどすべて“書く”に関わるものばかりだ。元は蔵前駅近くにあったが、昨年11月に新たな場所に移転し、広さが倍以上になった。

【写真を見る】壁際の棚にはレザーや布製など60種以上の表紙の素材がずらり。表と裏で別の素材を選ぶこともできる。今後は男性向けに無地のものも増える予定

■ ノートの隅々まで自分仕様にカスタマイズ

さて、ここに来たらぜひチャレンジしたいのが、オリジナルのノート作り。表紙はもちろん留め具の色など細部まで自分の好みにカスタマイズできる。男女問わず人気で、休日は順番待ちができるほど。新店舗では壁一面の棚に表紙や中紙などのノート作りの素材が並び、以前よりもじっくりと選びやすくなった。

表紙を選んだら、次は中紙選び。こちらならではなのが、試し書きしてから選べるところ。紙の種類ごとに万年筆、ボールペン、鉛筆といったどの筆記具に適しているかが明記されていて分かりやすい。

■ 店内には“書ける”ブースがいっぱい!

さらに移転後に新たにスタートしたのがボールペンの替え芯を試し書きできる、芯バー。ボールペンといえば、本体と同じメーカーの替え芯を使い続ける人がほとんどだと思うのだが、実は型が同じであれば別メーカーの替え芯でも使えるそう。試し書きしながら、好みの書き味の替え芯を心行くまで探すことができる。メーカーによって書き味がまったく異なるのがおもしろく、いつまでも書き続けたくなってしまうので要注意だ。

入口付近にあるセレクト文具も国内外からセレクトしたユニークなものばかり。近所の製本業者が作ったメモ帳など、自宅で書く時のシーンが想像しやすい形でディスプレイされている。また、メッセージカードなど買いやすい価格帯のものが多いのも魅力だ。

5月22日には新商品「カキモリPAD」が登場。ノート作りをきっかけに、筆記用具についても自分の好みを追及してみてはどうだろうか。(東京ウォーカー・東京ウォーカー編集部)