アーユルヴェーダで見る、彼と長く関係を続けるタイプ別秘訣

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アーユルヴェーダでみるあなたのタイプ

アーユルヴェーダはすべてのエネルギーの質を三つに分けます。人も同様で、その質は風(ヴァータ)タイプ、火(ピッタ)タイプ、カパ(水)タイプと大別されます。

この三つのタイプは、それぞれ体質やかかりやすい病気、性質やクセ、趣味嗜好も三つに大別され、食事や運動の仕方、人間関係の作り方など、いろいろな生き方のアドバイスが確立されています。

すべての人が三つのタイプを持っていて、そのうち何が前に出ているのか(優勢)でタイプを分けます。まずは、自分や彼がどんなタイプが見てみましょう。

【風タイプ】
軽さ、冷たさ、動き、変化、型にはまらない、機敏、想像力、乾燥などの質が目立つ。

【火タイプ】
熱さ、強烈、情熱、鋭さ、勇気、怒り、批判、嫉妬、完璧主義、汗などの好むなどの質が目立つ。

【水タイプ】
重さ、安定、粘り、湿り気、優しさ、閉塞的、むくみ、体液などの質が目立つ。

自分がこれかなと思ったら、最近自分に出ている特徴がどのドーシャなのかも確認。多くの場合、ストレスによって本来の自分の質が強調されてしまいますが、別のドーシャの質が強くなることもあります。

彼との相性を確認してみる

アーユルヴェーダでは、恋愛や結婚は自分とは異なるタイプの相手とすることが望ましいとされています。なぜならお互いを補完し合う関係になれるから。ここではタイプごとの相性を見てみましょう。

■同じ性質同士の場合

【風×風】
芸術家的なカップル。いい距離感が必要で、お互いに干渉されたり縛られるのは苦手。それぞれの時間を大事にしましょう。

【火×火】
お互いにリーダー気質でイケイケ。思った通りにいかないと、すぐにイラっとするので、相手を思いやる心配りが必要。

【水×水】
温厚で堅実派。友人達が話を聞いて!と言って集まってくるような家庭を築けるが、嫉妬深さを出さないように注意。

■異なる性質の場合

【風×火】
アーチストとマネージャーのような関係。風タイプが新しい情報を持ってきて、アイデアを出し、火タイプが計画、目標を達成。二人ともせっかちなので、結果が出るまで待てず、お互いを責めたりしないように注意。

【風×水】
風タイプのスピードと水タイプののんびりがうまく噛み合えば、金婚式も夢じゃない。水タイプが、動きの速い風タイプのアンカーの役割ができるといいが、水の反応の鈍さに飽きっぽい風タイプが嫌気をささないか…。

【火×水】
火タイプはリーダー格で、温厚な水タイプが全力で協力して、周りからの信望も厚い。水が入ることで火が目標達成に近くなる関係。火は水の反応の遅さにイライラして、ひどいことを言ったりしがちなので気をつけて。

言ってはいけないワード

【to風】
直感やひらめきに自信あり。相手の言葉を全部聞く前にわかった気になりがち。だから早のみこみで間違っていても、そこは指摘しちゃダメ。

【to火】
自分が一番できると思っています。それなのに、「全然できない」なんて言ってしまうと激怒されかねないので要注意。

【to水】
自覚している遅さやのろさを言われると、じとーっと落ち込みます。言ってる意味がわからない、という指摘も避けて。

特徴を知っていれば、うまくつき合っていことができるはず。上手に活用してみて。

 

ライター:豊田紗江
出典元:『Yogini』Vol.53 「アーユルヴェーダは生き方の科学です」(西川眞知る子(日本ナチュラルヒーリングセンター代表。アーユルヴェーダプロデューサー)