日本のW杯16強進出に不可欠な3人は?【写真:Getty Images】

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グループHを展望「今回も日本はタフなグループに入った」

 日本代表は19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で、コロンビア代表と激突する。

 海外メディアは2大会ぶりの決勝トーナメント進出の鍵を握るMF香川真司(ドルトムント)ら西野ジャパン三人衆の名前を挙げている。

 ついに開幕の瞬間を迎えたロシアW杯。「日本 ワールドカップチームプレビュー」というタイトルで特集したのは、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版だった。

 特集では2014年ブラジルW杯でグループリーグ1分2敗に終わった屈辱を振り返りながら、「今回も日本はタフなグループに入った。再びコロンビアに加え、ポーランドとセネガルといういずれもグループ1位通過する可能性のある代表だ」と、日本にとっては不利なグループになったと分析している。

 いずれもFIFAランクで圧倒的な格上相手となるなか、下馬評を覆しての16強進出のために活躍が欠かせない男たちがいるという。

「ロシアで躍進を予想されていない日本だが、カガワ、オカザキ、ハラグチがゴール前で好調さをキープすることができれば、決勝ラウンドに滑り込めるだろう」

 パラグアイとの前哨戦で1得点2アシストの活躍だった香川、レスターFW岡崎慎司、そして、ハノーファーへの移籍が発表されたFW原口元気の3人の名前が上がった。

原口は「ライジングスターのよう」と評価

 香川と岡崎は今季リーグ戦の終盤戦で故障していたが、二人はパラグアイ戦で先発復帰。レスターでプレミアリーグ優勝に貢献した岡崎は持ち前の運動量を生かしたプレッシングと、巧みなポストプレーで攻撃の起点となった。そして香川も攻守に躍動し、代表戦で違いを見せることができていない本田圭佑(パチューカ)とのポジション争いで大きくリードした。

 バヒド・ハリルホジッチ監督に寵愛された原口に関しては「ライジングスターのよう」とも評価されている。

 一方で、ベティス移籍の決まったMF乾貴士がパラグアイ戦で2ゴールの活躍を見せたことも紹介し、「チームが切望していた自信を手にした」とも分析している。

 大会前の下馬評が低い西野ジャパンだが、ロシアの地で下剋上を果たすことができるだろうか。(Football ZONE web編集部)