ボルゾイ(2016年12月25日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米カリフォルニア州で、犬の散歩をしていただけの黒人男性が近隣住民に警察に通報され、強盗事件の容疑者扱いされるという出来事があった。男性は肌の色が大きな要因だったことは明らかだと憤っている。

 ナイジェリア生まれのアイク・イロプティフェ(Ike Iloputaife)さんは先月、サンディエゴ(San Diego)で愛犬のボルゾイと一緒に朝の散歩をしていたが、イロプティフェさんを「よそ者」と思った女性に写真を撮られ、近隣の強盗事件と関わりがあるかもしれないと警察に通報された。

 写真は事件の「重要参考人」を特定するために、サンディエゴ郡保安官事務所(San Diego Sheriff's Department)が利用したという。

 イロプティフェさんによると、休暇中に自身の写真が報道発表に使われ、帰宅すると隣人から自身が強盗事件の容疑者になっていると知らされたという。

 イロプティフェさんは今週、現地ラジオ局KPBSのインタビューに応じ、自身が受けた試練について「警察の厄介になるのは今回が初めて」「警察が普段どのように事件を扱っているかは知らないが、今回の件の対応はあまり良くない」と語った。

 また写真を撮られ、捜査の対象となったことについて、イロプタフェさんは自身の肌の色が大きな要因だったことは明らかだと述べた。

 米国では先月、公園でバーベキューをしていた黒人一家をめぐり、不適切な機材を使用しているとして白人女性がオークランド(Oakland)の警察に通報。また4月にはフィラデルフィア(Philadelphia)のスターバックス(Starbucks)で、店長からの通報を受けた警察が友人を待っていた黒人男性2人を逮捕している。
【翻訳編集】AFPBB News