スペイン代表の新監督に就任したイエロ氏【写真:Getty Images】

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W杯開幕前日に来季レアル就任が発表されたロペテギ監督を電撃解任

 スペインサッカー連盟(RFEF)は13日、ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕を翌日に控えたタイミングでフレン・ロペテギ監督を電撃解任し、代わりにフェルナンド・イエロ氏が就任することを発表した。

 急展開で代表チームを率いることになったイエロ氏は「これは素晴らしいチャレンジ」と意欲を見せる一方で、「2日で何かを変えることはできない」という本音も明かしている。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 まさに青天の霹靂だった。スペイン代表にとって寝耳に水だったのは、現地時間12日に発表されたロペテギ前監督のレアル・マドリード新指揮官就任の一報だった。

 ジネディーヌ・ジダン監督の辞任で指揮官の席が空いていた“白い巨人”は、スペイン代表を率いるロペテギ監督に目をつけ、ロシアW杯開幕直前のこのタイミングで招聘を電撃発表。RFEF側は事前の相談がないまま事態が進展したことを「あってはならないこと」と判断し、急転直下の監督交代を決断した。

 スペイン紙「マルカ」では、この交代劇を「クラスノダールの危機」「ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)の最悪な19時間」と表現した。

 後任として指名されたのは、ロシアに帯同していた代表チームのスポーツディレクターを務めるイエロ氏だった。衝撃の展開でW杯での指揮を任されることになり、「これは素晴らしいチャレンジで、ワクワクしているよ」と意気込みを明かしている。


優勝候補スペインを待つ厳しい現実

「我々はW杯に向けて2年間一緒に働いてきた選手たちのグループがある。私もスポーツディレクターとして、そこにいた。大きなモチベーションがあることは分かっている」

 イエロ新監督は前向きな姿勢を示している。とはいえ、グループ最大のライバルであるポルトガルとの初戦までに用意された時間はたったの2日しかない。「2日で何かを変えることはできない」、「キーになるのは変化を最小限に留めることだ」と厳しい現実についても胸の内を明かした。

 2010年南アフリカ大会の王者を襲った思いもよらぬ展開。優勝候補の一角であるスペインは、この逆境を乗り越えることができるのだろうか。


(Football ZONE web編集部)