面白いのは当然?サンドウィッチマンの“裏方さん”は芸人だらけだった

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「日経エンタテインメント!」が毎年行っている「好きな芸人」の調査で1位に輝いたサンドウィッチマン。14年連続で1位を獲得してきた明石家さんまを押しのけての栄冠だ。

 サンドウィッチマンは現在、レギュラー14本。そんな超過密スケジュールにあっても、地元・宮城、縁ある北海道のローカル番組に出続けている。ラジオ番組にも意欲的だ。週末は漫才師に戻るため、地方営業に繰り出す。

 今年は結成20周年。ライブツアーは夏から秋にかけて、全国10都市15公演を予定。サンドウィッチマンには、国民的芸人と呼ぶにふさわしい理由があるのだ。

「そんな彼らの周囲にいたスタッフはなぜかみな芸人ばかりなんですよ。サンドは不遇時代、フラットファイヴという小さなお笑いプロに所属していました。社長の堀田訓幸さんは、百太郎という芸名で『デジタルズ』というコンビ芸人でした。ホリプロに所属しており、同じ事務所のピン芸人・本城こまり(芸名・こまり)と交際。のちにホロッコというコンビを組み、ホリプロを退社してフラットファイヴを設立しています」(エンタメ誌ライター)

 サンドが「M-1グランプリ2007」で優勝してから、ホロッコは芸人活動を休止して、マネジメント業に専念。しかし、夫婦で舞台に立ちたいという気持ちは失せることなく、活動を再開。同時にサンドは円満退社して独立。現在のグレープ・カンパニーを立ち上げた。ホロッコは14年、オフィス北野へ移籍。だが、一連のお家騒動によって4月に退社し、フラットファイヴに出戻っている。

 サンドと一緒にフラットファイヴを退社し、グレープ・カンパニーへ移籍した林信亨マネージャーは、かつて「アルパチ」というコンビ芸人。元相方はなんと「R-1ぐらんぷり2015」の覇者・じゅんいちダビッドソンだ。

 元事務所社長&副社長、現場マネージャーのすべてが芸人。そんな環境がサンドウィッチマンを生み出したのかもしれない。

(北村ともこ)