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 11日付けのコリエレ・デッロ・スポルト紙によると、来季からのセリエAベンチ入りメンバー18人の内、最低でも9人のイタリア人選手を入れる方針であること掲載した。

 現在セリエAはEU内選手であれば外国人選手枠には入らず、また祖先にイタリア人がいた場合なども特例として外国人選手枠から除外されている。この結果、試合登録メンバーがイタリア人選手よりも外国人選手の比率が多いケースもしばしば見られた。

 その一方で、外国人選手に締め出されるような形で若手のイタリア人選手が伸び悩んでいることもあり、イタリア・オリンピック委員会(CONI)とイタリア・サッカー協会は、来季からのベンチ入りメンバー18人の内訳を最低でもイタリア人を選手9人は入れるべきだとの提案に同意した。ただし、ボジノフ(フィオレンティーナ)やマルティンス(インテル)など、イタリアのクラブユース出身者は外国人選手として扱われない予定となっている。

 ここ数年、インテルはイタリア人の先発メンバーが多いときで4、5人という状況となっている。今季の登録メンバーで換算するとインテル18人、ACミラン13人、ユベントスとASローマがそれぞれ12人の選手が対象となる。

 各クラブに影響を及ぼすこの提案。今後の行方次第では外国人選手達にとっても移籍の際に大きな問題となってくるだろう。

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