数年前からブームとなっている「台湾混ぜそば」。「台湾」という名前がついていますが、名古屋で生まれた汁なしの具だくさんラーメンのこと。鶏と魚介のだしを効かせたしょうゆベースのタレをゆでた太麺に絡ませ、その上に唐辛子で味つけしたピリ辛のひき肉や、ネギ、ニラ、魚粉、卵黄などの具材を色彩豊かにトッピングします。

唐辛子の辛味と卵黄のまろやかさがクセになると絶賛され、行列ができる人気店もあるほど。そんな台湾混ぜそば、自宅でも簡単につくることができるんです。


家で手軽にできる「台湾混ぜそば」のレシピ!辛味とうま味のハーモニーがたまらない

『決定版 夏の大評判レシピ208』では、家庭でも手軽に味わえる「台湾混ぜそば」のレシピを紹介しています。
暑い日のランチはもちろん、人が集まる日には具材をビュッフェスタイルで用意して、好みに合わせて混ぜそばパーティをしたり、随所で活躍してくれそうです。

ここでは、ESSE編集部が実際につくってみました。

●台湾混ぜそばのレシピ

【材料(2人分)】
・中華生麺(太麺) 2玉
・豚ひき肉 150g
・ゴマ油 大さじ1/2
A[ニンニク(すりおろす)小さじ1/2 豆板醤小さじ1/4〜1]
B[しょうゆ、オイスターソース各大さじ1/2 酒、砂糖各小さじ2 顆粒鶏ガラスープ小さじ1]
・モヤシ(ゆでて水気をきる) 1/2袋
・タマネギ(7、8mm角に切り、水にさらして水気をきる) 1/2個
・ニラ(7、8mm幅に切る) 1/2束
・カツオ節(パックの上からもんで粉末状にする) 小1パック(3g入り)
・卵黄 2個分
・ラー油 適量

【つくり方】


材料を用意したら、もう8割方完成です!
調理時間がとても短いので、つくりながらではなく、先に準備しておくようにしましょう。


(1)フライパンにゴマ油とAを入れて中火にかける。香りが立ったらひき肉を加えて炒め、パラパラになったらBを加え、汁気が少なくなるまでいり煮にする。

辛いものが苦手な人は豆板醤を少なめにし、味をみながら調整を。香ばしい香りが食欲をそそります。

(2)中華麺は熱湯で表示どおりにゆで、水気をきって器に盛る。(1)とすべての野菜とカツオ節をのせる。卵黄をのせ、ラー油をかける。

あれ? と思うほど、一瞬で完成しました! 彩りよい見た目を崩すことにちゅうちょせず、全体をよく混ぜてからいただきましょう。

ガツンとした辛味のあとにまろやかな卵黄やカツオ節のうま味が広がり、調味したのがひき肉だけとは思えないほど奥深いおいしさです。
さらに、シャキシャキしたタマネギの食感やニラの香りも楽しめます。

気分を変えたいときは、お酢をかけてさっぱりさせたり、ゴマ油をかけてさらにコクをプラスしてみても。工程も少なく簡単なので、お子さんと一緒に料理するのもおすすめです。

<撮影・文/ESSE編集部>