退任を発表したジェフ・ジョーンズ
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 バットマンやスーパーマンなどで知られるDCエンターテインメントの代表取締役ジェフ・ジョーンズが同職を退任すると、Hollywood Reporter ほか各メディアが報じている。ジェフは新たな会社を設立し、引き続きDC作品にも携わる意向を示している。

 同社のチーフクリエティブオフィサー(以下CCO)も兼任していたジェフは、これまで数々のDCコミックスの執筆、およびDCキャラクターの映画化に携わってきた。また、「THE FLASH/フラッシュ」「SUPERGIRL/スーパーガール」など、人気テレビドラマを成功に導いた功労者の一人でもある。

 今回の退任に対し、ジェフは同サイト上で声明を発表。「私はDCコミックスのキャラクターと世界観が何よりも大好きでDCエンターテインメントでの仕事を引き受けました。しかし、私は執筆活動などにもっと時間を割きたいのです」と退任の理由を明かした。

 今後、ジェフはDCエンターテインメント及び米ワーナー・ブラザースと独占契約を結び、ライター・プロデューサーとして活動する。また、Mad Ghost Productions という会社を設立し、DC関連のコンテンツに引き続き携わっていくという。彼の最初のプロジェクトとして、人気コミック「グリーン・ランタン」の映画化『グリーン・ランタン・コープス(原題) / Green Lantern Corps』の脚本・製作が予定されている。また、ジェフは既に『アクアマン(原題) / Aquaman』(12月21日全米公開)の脚本・製作総指揮、『ワンダーウーマン』の続編(2019年11月1日全米公開予定)の脚本・製作に携わっている。

 ジェフは他にも、新作テレビドラマ「タイタンズ(原題) / Titans」の製作総指揮を担当している。また、コミックス作家としては、今秋出版予定である「シャザム」の新シリーズを執筆するという。

 CCOの後任には、DCコミックス作家のジム・リーが候補として挙がっている。ジムは、同じくコミックス作家のダン・ディディオと共に作家活動も続けるという。二人は同サイトで、「ジェフはDCコミックスにおいて多作の作家の一人です。今や、彼は自分の時間を全て、DCキャラクターのストーリー発展に費やすことができます。彼の次なる作品が待ち遠しいです」とジェフの今後の活躍に期待を寄せている。(編集部:倉本拓弥)