スペイン代表監督として巧みな手腕を発揮してきたロペテギだが、ワールドカップの開幕前日に解任されるという事態に。

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 スペイン代表監督のジュレン・ロペテギが、ロシア・ワールドカップの開幕を翌日に控えた6月13日、電撃的にその任務を解かれることになった。

 前日、レアル・マドリーが「来シーズンのトップチームの監督はジュレン・ロペテギになる」と発表したことで世間を驚かせていた。
 
 この日は、ロペテギ監督自身がその詳細について説明するべく記者会見を行なう予定だったが、その前に、スペイン・サッカー連盟会長のルイス・ルビアレス会長と話し合いの席を持っていたことから、母国のメディアは、解任の可能性を示唆していた。

 予定より1時間遅れで始まった記者会見にロペテギの姿はなく、ルビアレス会長が現われ、「私どもは監督を解任せざるを得なくなった。いままでの彼の功績に感謝し、今後の幸運を願う」とコメントした。

「欺かれたとは思わない。ロペテギは素晴らしい仕事を果たしてくれた。だが、物事はスペイン・サッカー連盟の関与なしに進められていた。それを見逃すことはできない」などと話した。「ワールドカップの初戦(ポルトガル戦)まであと二日と迫り、我々は働かなければならない。やることはたくさんある」と話し、後任監督については、明言を避けた。

 スペインのメディアは、後任候補に前バルセロナ監督のルイス・エンリケをはじめ、現在スペインU‐21代表を率いるアルベルト・セラーデス、A代表のディレクターを務めるフェルナンド・イエロ、前エスパニョール監督のキケ・サンチェス・フローレスなど複数の名前を挙げており、乾貴士が新シーズンからプレーするベティスの指揮官、キケ・セティエンも候補のひとりに挙がっているようだ。

文●山本美智子(フリーランス)