コパ開催日で揉めるスペインサッカー

写真拡大

会長ハビエル・テバスのスペインプロサッカーリーグ機構(LFP)と会長ルイス・ルビアレスのスペインサッカー連盟(RFEF)が、来季の国内トーナメントの開催日程についてもめている。

リーガは5月17日の臨時総会でスーペルコパ・デ・エスパーニャ(8月5〜12日)やコパ・デル・レイ(4月20日又は27日)の開始日のほか、欧州CLの決勝戦の日程(6月1日 ワンダ・メトロポリターノ)を決定した。しかしこれは、RFEFの希望するスーペルコパ・デ・エスパーニャ開始日(8月12〜19日)やコパ・デル・レイ決勝戦(5月25日)と大きく異なるものである。

リーガとREEFの間には、2014年より今シーズン末まで国内トーナメントの日程の決定に関する協定が結ばれているが、それにもかかわらず両者の間で意見の対立が起きている。

スペインリーグにおける公式戦の日程はリーガが作成し、RFEF(スペインサッカー連盟)会長が10日間のうちにその日程を承認若しくは却下するが、もし10日間以内に却下されなければ承認されたものと理解される。

リーガの言い分では日程の草案をRFEFに送ったのち、10日間以内に異議の申し立てを受けなかったために、提案の日程が正式に受理されたと理解したとのことだ。

リーガとRFEFの大会開催の日程を巡る対立は、様々な問題を誘発しかねない。
スーペルコパに関しては、ホーム・アンド・アウェー方式では無く一発勝負で勝敗を決める、という案も出ているが、ハビエル・テバス会長はそのことにより負う経済的損失の埋め合わせをリーガは一切負担しないと宣言している。またFCバルセロナもスタジアムの使用やTV放映に関わる収益を考え、ホーム・アンド・アウェー方式を希望すると明らかにしている。

RFEFの幹部たちがリーガの提出した日程に対し10日間以内に異議を申し立てれば、リーガは新たな日程を提案し、5日間の期限内にRFEFはそれを認可若しくは却下することになるが、ここで再び却下された場合、決定権はスポーツ高等評議会に委任されることになる。
しかしリーガは最初の提案でREFEが反応を示さなかったことから、既に日程は受理されていると理解しており、今後新たな日程案を提出するつもりは無いと言い張っている。

このまま双方が対立した状態が続けば、新たに就任するスポーツ国務長官が問題の解決に当たることになるほか、FCバルセロナも国外ツアーにて行う最後の試合をキャンセルしなければならないかもしれない。

8月にバルサはアメリカ合衆国でのツアーを予定しているが、スーペルコパが8月5日に開催された場合、バルサは8月4日に予定しているフレンドリーマッチをキャンセルしなければならなくなるだろう。

スペインサッカー連盟の規則第243条においては、公式戦はいかなる場合にも優先順位においてフレンドリーマッチを上回ると規定されており、同条約の2項において「クラブが大会の為に遠征する場合、REFEの特別な承認を得た場合を除いては、公式戦の直前の24時間以内に非公式の試合に出場することはできない。」と明記されている。

このRFEFの特別な承認を得るためには、クラブ側が試合開催の10日以上前に許可を申請しなければならない上に、スペイン国外で開催される試合については承認を得ることができない。

今後LFPとRFEFがこの意見の食い違いをどのようにまとめるのかが注目される。現在スペイン新内閣の発足後間もないが、新たに任命されるスポーツ国務長官がこの問題にどう介入するかも見どころだ。