フランス首都パリの競売大手サザビーズで展示された18世紀の中国製花瓶(2018年5月22日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランスの首都パリ近郊にある住宅の屋根裏部屋で、靴の空き箱に入れられて数十年も放置されていた18世紀の中国製花瓶が12日、競売大手サザビーズ(Sotheby's)が同市で開いたオークションに掛けられ、予想額の30倍以上に当たる1620万ユーロ(約21億円)で落札された。

 サザビーズの専門家らによると、この花瓶は清王朝(Qing Dynasty)の乾隆帝(Emperor Qianlong)のために作られた磁器製の逸品で、予想落札価格は50万ユーロ(約6500万円)だった。

 花瓶はパリ近郊在住の家族が19世紀末に入手していたが、誰からも気に入られることなく数十年にわたり靴の空き箱に入れられ、屋根裏部屋に放置されていた。今年3月になってようやくサザビーズに連絡した所有者は、「自分たちも祖父母もあまりこの花瓶が好きではなかった」と語っている。

 清時代の希少な磁器は最近、天文学的な価格で落札されている。今年4月に香港で開催されたサザビーズの競売では、乾隆帝の祖父のために作られた器が3040万ドル(約33億6000万円)で落札された。
【翻訳編集】AFPBB News