恋愛研究家の六波羅ナオトです。

最近、資産家の変死事件が話題になりました。その資産家は生前、「自分は身長が低く学歴もないため女性にモテる要素がない。だから金を稼ぐのは女性にモテるため」という理由で、一念発起し一代で莫大な資産を築いたと話し、直近では50歳も年下の女性と結婚したそうです。また、資産数千億とも言われる大手通販企業の創業者が人気女性タレントと交際をしていることが明らかになり話題になりました。今回の恋愛メソッドでは、お金さえ持っていれば女性にモテるのだろうかということを男性と女性の両側面から考えてみたいと思います。

まずは男性側の事情を聞いてみました。

彼氏ヒエラルキー

中小企業を経営するAさん(40代)は、20歳以上年下の彼女ができたそうです。彼女の職業はキャビンアテンダント。誰もが羨む才色兼備の彼女だそうですが、困ったことがあるとのこと。話を聞くと、どうやら彼女の同僚の間では、自分の彼氏がどれだけのステータスの持ち主なのかを競う「彼氏ヒエラルキー」なるものが存在するらしく、Aさんの彼女もそのヒエラルキーの渦中にいるとか。彼氏のステータスといっても、彼氏を連れて食事会に参加するといった直接的なものではなく、どうやら会話の中で、どんな仕事をしているのかや年収などの自慢大会となるようです。その中で、彼氏からのプレゼントがいかに高額なのかも競われる模様。

Aさんも高額なバッグやアクセサリーをプレゼントしているようで、彼氏ヒエラルキーの中で彼女のポジションは中堅を保てているとのこと。しかし、Aさんは会社を経営しているといっても地道な取引をする堅実な会社。そこまで莫大な資産があるわけでもなく、正直苦しいと吐露しておりました。

「本当にマジメに付き合っている彼女なの?」と問うと、Aさんの返答は「ラブラブだよ」とのこと。ここまで聞くと、よくある「女に騙されている馬鹿な男」という印象を持ちますが、筆者的にそうは感じませんでした。そうは言ってもAさんは一代で会社を築いたひとかどの男。女性に溺れて身を持ち崩すような人柄ではないことは筆者もよく知っています。

筆者はAさんの彼女とは面識がありませんが、もし、Aさんにお金がなかったら、付き合っていないと思います。ただし、それは悪いことではなく、Aさんが会社を経営していることや、多少なりとお金を持っていることも含めてAさんのことを好きなのではないかと思います。

どんなに金がなくても女性には金を使う男性

社員数人の運送会社を経営するBさん(50代)は、「オレは若い頃からどんなに貧乏でも毎月20万は女に使う」と豪語します。Bさんは地方出身で東京に出てきて、人が嫌がる仕事を率先してやり、自分でトラックを買って運送会社を始めたそうです。今のBさんの収入を考えれば、月々20万の遊興費などはたいした額ではないでしょう。しかし、若かりし頃のBさんの苦境を考えると、給料のほとんどを遊びにつぎ込んでいたことは容易に想像がつきます。

Bさんの言う「女に使う」とは、特定の女性に貢ぐことではなく、キャバクラや風俗なども含めてとのことで、世に知られる豪遊する富豪に比べればかわいいものです。しかし、キャバクラなどではそれなりにモテたようで、Bさんにとって遊びは仕事の活力になるそうで、女性と遊ぶと言うよりも自分への投資という色合いが濃いと感じました。

若い頃から孤独に戦ってきた起業家だけに、人には見せない不安や葛藤などもあり、お金を使って遊ぶことで自分がいま進んでいる道が間違っていない、現在位置を確認するなど、遊びさえも仕事につなげているという面ではリスペクトすら感じました。

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女性にモテるために金を稼ぐ男性にも、表面上ではわからない事情があるようです。後編では、金は稼ぐけど女性にモテるためではないという男性の話に加えて、お金を持っている男性を女性がどうみているかについてもご紹介します。〜その2〜に続きます。

経済力がある男性は必ずしも女性にモテる、というわけでもない。けど、お金はないよりあった方がいいよねー。