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ハルメクは6月6日、60〜79歳の婚姻関係のあるシニアを対象とした「夫婦関係とへそくり」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査時期は2018年1月、有効回答は437人。

○平均へそくり額は436万円

へそくりの有無を聞くと、半数以上の53.5%が「へそくりあり」と回答。全体の平均へそくり額は436万円で、30代男性の大卒・中小企業勤務者の平均年収に相当する金額を貯めていることがわかった。

男女別にみると、男性は330万円、女性は514万円と、女性は男性の約1.6倍の金額に。同社は「女性は、配偶者の財産管理に対する不信・不安や年金生活の不安、夫より長生きする可能性などを踏まえた計画性や備える意識が高い」と分析している。

夫婦仲とへそくり額の傾向を調べると、仲良し夫婦の場合は夫308万円、妻479万円、不仲夫婦の場合は夫472万円、妻898万円と、不仲夫婦の方が平均へそくり額が多いことが判明。

不仲夫婦のコメントをみると、夫は「相手も小言をいいながらも、離婚は言ってこない。相続とかにメリットがないからではないか」(63歳)などと危機感が低いのに対し、妻は「親としての責任は終わったし、へそくりも2,000万円あるから離婚したい」(66歳)など、着実にへそくりを貯めてもしもの時に備えていることが明らかになった。

夫婦のお金に関して不安なことを尋ねたところ、仲良し夫婦は「介護費」など4項目を挙げた一方、不仲夫婦は「入院・療養費」「リフォーム・修繕費」「葬儀・お墓代」ほど6項目を挙げ、不安に思う比率も高い結果となった。