「女子高育ちで、男性に甘え方がわからないんです。どうしたらいいでしょうか?」と、そんな質問を多くもらいます。

真面目すぎ、スキがない、しっかりしすぎと言われて、そのせいで恋愛がうまくいかないと思う方、「大丈夫です」ってよく言っていませんか?

口癖が「大丈夫です」甘え下手で男の活躍の場面を潰す女性達

もしあなたが、段ボール箱を運んでいたとします。あなた自身はそれを重いとは感じてはいません。それを見た男性が「手伝おうか?」と声をかけてきました。そこであなたはなんと言いますか?

A.「大丈夫です」と言って断る。

B.「ありがとう」と言ってお願いする。

ここで、A.「大丈夫です」という方は要注意です。

恋愛や婚活の相談に来られる真面目な女性達は、「自分でやる」のが体にしみこんでしまっています。条件反射で「大丈夫です」があいさつのごとく口から出るのです。

私も振り返れば20代のころに「いい人いるけれど会ってみない?」というありがたい申し出を、「大丈夫です」と断っていました。そんなことを言えた立場じゃないのにです。

男性と食事をすることになったとします。相手の男性が、女性側の移動距離が長くないように出かけやすい場所を提案しても、「大丈夫。私も出ていくから中間地点にしよう」と良かれと思って、中間地点を設定。食事が終わってお会計の時に、相手の男性がご馳走するとか、多めに出そうとしても「いいよ、いいよ、割り勘で」と良かれと思って、割り勘を申し出る。

悪気はないし、むしろ気を遣ってやっているのでしょうが、この気遣いが見当違いなのです。相手の立場になれば、「俺、余計なことしちゃったかな」と思わせてしまっているのです。

ここで男性を立てて「ありがとう」と言えばいいこところで、男性の小さな活躍の場面を全て潰しているのです。

一人で外食できないのはブリッコで嫌われると思っていた女子高育ち

ある女子高育ちでアラフォーの独身女性は、「私がやったほうが早いから」と部下、新人に仕事を任せなかったそうです。気になるラーメン屋・居酒屋があれば一人で躊躇なく入る。学生時代に、なんでも「一人じゃ行けないから付き合って」と誰かを誘う女の子のことを、クラスメイト達が嫌っていたそうです。「一人でマックに行けないとかいうブリッコは嫌われると思っていた」と完全に刷り込まれていました。

一人でできることは、10代ならば「偉いね」「しっかりしているね」と褒められたかもしれません。受験勉強も就職活動も孤独と戦い、一人で攻略すること。気が付くと、何でも一人でやるようになってしまい、「頼る」「お願いする」という発想が無くなっていたそうです。

社会人になると単独ではなく、チームで仕事をするのですから、20代で人に頼る、任せる、抱え込まずに断るということも身につけなければいけません。

しかし、一人でやるスタイルのまま30代になってしまう真面目すぎる女性は多いのです。

本当は一人で行けるとしても、「このお店に行きたいけど、一人じゃ入りにくいから付き合って欲しい」と言って甘えても、30代が友達を失うことはないのに。

「自分一人が我慢すれば済むことだから」と自分を大事にしなくなる

何でも一人でやってしまうアラフォー女性は、色々理不尽だと思うことがあっても、「私が我慢すれば済むことだから」と自分を大事にしていない方ばかり。大変でも周りにSOSを出さず、有給もほとんど取得しない。なのに、「こんなに頑張っているのに認められない」と思っていたそうです。

ある女性は、毎年、誕生日の1週間前とクリスマスだけ「来年までに結婚、せめて彼氏がいるようにしていこう」と思い焦ってジタバタしても、日々の業務に追われて自分の為に時間を作ることをせず先延ばしにしてきてしまったそうです。

そこで、自分が持っているタスクを上司・同僚にも公開して、他の人ができそうなことは任せるようにして、プライベートの時間を確保するようにしました。そして、遅い婚活をスタート。「婚活している。いい人いたら紹介してね」と周りにお願いするようにしたそうです。そしたら、友達が男性を紹介してくれることになったと言います。

「男としてナシ」という相手で練習して経験値を上げる

ところが、何年も恋愛から遠ざかって、年相応の経験値のない彼女は紹介されてもどうしたらいいか分からなかったそうです。

二人で会うことになった人は、ステキな男性でした。しかしそのことで余計に緊張してしまい、何を話したかも覚えていないとか。甘え下手な女性が、練習もしないまま本番の出会いの場に行っても失敗するのは当然です。デートだって練習が必要なんです。

彼女は30代前半のころ、婚活パーティーに参加したことがあったそうです。

「さえない男性しかいなくて、なんでこんなところに時間とお金かけて参加しなければいけないんだろうと思った。そこまでして婚活しなくてもいいかな」と感じたと言います。そのパーティーでは男性とろくに話もせず、マッチングカードは白紙で提出して帰って来てしまったとか。

「出会いがない」と言いながら、彼女のように第一印象で「ナシ」と思った男性をよく知ろうともしない女性は多くいます。さらに、職場も「おじさんしかいないから」と適当な服装・メイクで通勤している方も……。

そんな彼女に、婚活だからと言って特別なことをするのではなく、日ごろからきちんとした格好で出勤し、日ごろから全ての男性にできないことはお願いするようにとお伝えしました。そしてしばらくして、彼女から真面目に結婚前提でお付き合いする方ができたという報告をもらいました。

「かつての私なら初対面でナシにしていた男性ですが、優しいし、一緒にいて楽です」とのこと。お相手の男性は、前からの知り合いだそうです。

運命の人は、わりと近くにいるのかもしれませんね。

女子高育ち、女姉妹だけだから、長女だからを理由にし続けて、言い訳だけがうまくなる

女子高育ちでも、モテる女性、結婚してる女性はたくさんいます。女姉妹でも長女でも、甘え上手な女性はいるのです。

私の感覚ですが、アラフォーぐらいの女性の方が「女子高育ちだから恋愛がうまくいかない」と言いがちです。「親に可愛がられなかったから愛され方が分からない」とかいうのはだいたい40代でしょうか。

年齢が上がるほど、育ち方とか周りの環境とかを持ち出して、自分が独身で来たことを必死に説明しようとする方は多いです。先延ばしにした責任は誰のせいなんでしょうね。

結婚できなかったその言い訳、いつまで言い続けますか?



■賢人のまとめ
一人でできて「しっかりしてるね」と褒められるのは10代まで。「大丈夫です」を「ありがとう」に変えて、相手の好意を受け取るようにしましょう。婚活の場だけ、相手に甘えるのではなく日ごろから他人にお願いできるように。

■プロフィール

恋愛・婚活の賢人 菊乃

出会いがない女性向けの恋愛婚活コンサルタント。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活ブログが人気になり2011年に出版独立。著書は「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。具体的で分かりやすいアドバイスは何からやったらいいか分からない方に好評。
ブログは今も毎日更新。https://ameblo.jp/koakuma-mt/  山形県出身、静岡大学卒。